第52回社労士試験選択式講評

新型コロナウイルスの影響もありましたが対策を講じた上で、8月23日(日)に令和2年度(第52回)社会保険労務士試験が実施されました。

受験された方、本当にお疲れ様でした。

ここでは、社労士専門講師による講評をまとめていますので、合否判定の参考にしていただければと思います。

今回は選択式試験の講評です。

※前回、解答速報についてはまとめて公開いたしました。こちらから

 

第52回社労士試験 択一式試験の講評はこちら

 




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第52回社労士試験 “選択式”の講評

全体像

選択式試験の全体像としては、一部難しい空欄がありながらも、確実に正解することができるであろう箇所が多数ありました。

一見、見たことがないような文章であったとしても、前後の文章や選択肢から冷静に考えれば答えられる問題でした。

“労一”を除き、総合的にみると比較的易しい問題で得点しやすいものが多かったでしょう。

選択式試験については、全体的に得点しやすい問題が多かったという感じで、昨年と同様、もしくは少し易しいレベルだったとの声もあります。

 

合格基準点 予想

合格の基準点については、25~26点以上という予想がされています。

特に26点以上予想が目立つように思いますので、昨年も26点以上だったので、同じくらいの難易度と予想されています。

 

各科目の難易度レベル

第52回社労士試験選択式講評難易度

あくまで予想ですが、

雇用・年金2科目は比較的易しいレベル、

労災は普通レベル

労基・労衛・社一・健康は普通~やや難しいレベル

労一は難しいレベルと予想しています。

 

基準点の引下げ(救済措置)

科目別の基準点の引下げ(救済措置)によって合格ラインの得点は大きく変化します。

可能性としては難易度が高かった“労一”は基準点が2点に引き下がる可能性があるでしょう。

また、“労基労衛”も受験生の正答次第では2点に引き下がる可能性もあります。

 

各科目の講評【選択式】

労働基準法・労働安全衛生法

予想レベル:普通~やや難しい

労働基準法は近年の傾向通り、判例の問題が出題されました。判例って出たら焦りますよね…一度も目にしたことが無い場合は特にです。知らない文章と感じた方も多いですが、前後の文章と選択肢を考察すれば正解できないレベルではありません。特にAは基礎的な箇所なので確実に正解しておきたいところ…

労働安全衛生法は、Dは基本的な内容ですが、E欄が難しい問題でした。細かい部分なのでできなくても仕方ないとの見方です。

救済の可能性判例の問題の正答状況によっては救済の可能性があり得ます。

ポイント:AとDは確実に取っておきたいところ、CEはやや難しい

 

 >詳しい解説はこちら

労災保険法

予想レベル:普通

労災保険法は、”通勤”に関する問題で基礎的な内容でした。C・Eはやや難しい空欄かと思いますが、全体的に見れば通常の基準点は確保できそうです。

救済の可能性救済の可能性は低い

ポイント:A・B・Dは確実に取っておきたいところ、CEはやや難しい

 

 >詳しい解説はこちら

 

雇用保険法

予想レベル:易しい

雇用保険法も基礎レベルで満点が狙えるレベルです。これまでの傾向上、雇用保険は数字が空欄になるケースが多く今回もその感じでした。数字が空欄になると得点が伸び悩む傾向があるようですが、それでも全体的に見れば簡単なレベルなので3点は確保できるかと、こちらも救済の可能性は低いかもしれません。

救済の可能性救済の可能性はかなり低い

ポイント:A・B・Dは確実に取っておきたいところ、CEはやや難しい

 

詳しい解説はこちら

 

労務管理その他の労働に関する一般常識

予想レベル:難しい

労務管理その他の労働に関する一般常識は、毎年この科目でやられる方も多いです。今年度に関しても、一見驚いた方も多いかと思います。すべて調査名って…統計調査に関する事は択一式・選択式の両方から出題が目立つ分野です。もしこれらに関する問題を答練していたのであれば、ある程度主要な統計調査は分かっていると思うので、文章の前後と選択肢を照らし合わせればなんとか正解できるものもあるかと思います。しかしやはり労一…今年度はなかなか難しい方かと思うので、基準点が下がり救済の可能性は高いかもしれません。

救済の可能性救済の可能性はが高く基準点が2点になるかも

ポイント:全て調査名という問題だが、B・Dでなんとか2点は欲しい

 

 

社会保険に関する一般常識【選択式】

予想レベル:普通~やや難しい

社会保険に関する一般常識は、問題文1「社会保障費用統計」は択一式での出題実績があるので、B欄についてはなんとかできるレベルになります。Aは捨て問扱い?できなくてもOKかと…C~Eについては、いずれも法令からの出題ですが、「Dは知らない」「Eは応用問題」という点から難しく感じた方もいたでしょう。なので、このC~Eによって3点確保できない受験生もいると思われます。解答の状況によっては基準点の引下げが行われる可能性があります。

救済の可能性解答によっては基準点が2点になる可能性あり

ポイント:Bは確実に、最低でもそのほかで2点は確保しておきたい

 

健康保険法

予想レベル:普通~やや難しい

健康保険法は例年の傾向通り、数字問題がありました。Cは計算が必要な問題だったので焦った方もいるでしょう。もしかしたらCの正答率が悪いかもしれません。それ以外は基本的な内容でしたが、逆に覚えていないかもしれない箇所が空欄だったので、意外と間違えた方が多い可能性があります。ですが3点確保という点では可能なレベルかと思います。計算問題+意外なポイントという点で状況によって基準点が下がる可能性もゼロではありません。

救済の可能性可能性は低いが全体的な正答率によっては可能性あり

ポイント:Cがポイント Dは改正点なので答えておきたいところ

 

厚生年金保険法

予想レベル:易しい

厚生年金保険法は基本的な内容でした。しかも択一式試験で論点になったところもあり、過去問答練をしていた方なら容易に正解できたかと思います。今回の「得点を稼げる科目」でしょう。選択肢が長いため、ニアミスをしてしまった方もいるかもしれませんが、救済の可能性はかなり低いといえます。

救済の可能性救済の可能性はかなり低い

ポイント:B~Eで4点確保しておきたい

 

国民年金法【選択式】

予想レベル:易しい

国民年金法も基本的な内容でしたので、3点は確保できるレベルです。得点を稼げる科目で、救済の可能性は低いと思われます。ただ、選択肢によって迷ってしまうケースがあり、本来は容易に答えられるものが、混乱してしまった方もいるかもしれませんので、思わぬところで得点が伸び悩んだかもしれません。

救済の可能性救済の可能性は低い

ポイント:満点可能なレベルだが、Dの問い方に注意

 

 

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注意点

・講評はあくまで予想ですので、本試験の結果の合否を保証するものではございません。正式発表は2020年11月6日の発表をお待ちください。
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください

 

第52回社労士試験 解答速報はこちら

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