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ここでは、過去12年間(2020年度~2009年度)における選択式・択一式それぞれの合格基準点・平均点・難易度、合格率、合格者数、救済科目の推移を公開しています。

 




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 社労士試験 過去12年間の推移

 

社労士試験10年間の推移

選択式は40点満点(1科目5点満点)、択一式は70点満点(1科目10点満点)の配点です。

年度によって差はあるものの、合格基準点・平均点等については大きな変化はありませんが、合格率は変化が目立っています。それに伴い、合格者数も変化しています。それぞれ解説します。

 

 選択式の推移

社労士試験10年間の推移選択式

選択式の過去12年間における合格基準点・平均点の推移です。当然ですが、合格基準点を平均点が超えることはありません。基準点にそって平均点も推移しています。

合格基準点の幅としては、最低で21点最高で26点と、6点の幅があります。選択式が40点満点なので、52%~65%の正答であれば合格基準点に達します。

択一式は60~68%なので、選択式のほうが取るべき割合が低いです。その要因の一つとして、救済科目が多い点が挙げられます。毎年基準点引き下げの救済措置が選択式では多く見受けられます。過去12年間を見ても、救済科目が無かった年度はありません。毎年何等かの科目が2点ないし1点の引き下げとなっています。そのことから、毎年どの科目が救済科目となるのか…という点が議論されがちになっています。

救済科目として多いのは一般常識、健康保険、厚生年金の科目です。過去12年間で多かった救済科目としては、

・社一:7回
・健保:7回
・厚年:5回
・労一:3回

といった感じですが、近年の傾向だと一般常識科目が目立ちます。

 

 択一式の推移

社労士試験10年間の推移択一式

択一式の過去12年間における合格基準点・平均点の推移です。こちらも基準点にそって平均点も推移しています。

合格基準点の幅としては、最低で42点最高で48点と、7点の幅があります。択一式が70点満点なので、60%~68%の正答であれば合格基準点に達します。社労士試験は7割とればOK!というのはこのことです。ただ実際は、最高が48点でしたが、この2010年度は出題ミスが5問あったため受験者に有利な採点が行われたため合格基準点が高くなっています。ここ近年は42~45点が標準となってきています。

選択式とは対照的に、救済科目が出される年度は少ないです。過去12年間を振り返っても、択一式の救済があったのは2014年度・2016年度・2017年度の3年度しかありません。科目も一般常識と年金科目のみとなっています。

 

 

 合格率と合格者数の推移

社労士試験10年間の推移合格率

過去12年間の合格率推移を見ると、2009年度~2014年度まで7.6%~9.3%で推移してましたが、2015年度に社労士試験史上最低の2.6%を記録しました(゚д゚)この年度はちょっと可哀想な…

更に!翌年2016年度も史上2番目に低い4.4%…この2年度は受験生にとってきつい年になりました。

しかし、2017年度から6.8%に上昇し、近年の合格率の傾向としては6%台で推移しています。

過去には7~8%を推移していた期間もありましたが、最近では6%台と、過去に比べ全体的に合格率が低くなりつつあります。この6%台…できればこれ以上下がってほしくないものですね。

社労士試験10年間の推移合格者数

続いて合格者数の推移を見ると、2010年度をピークに、全体的に減少傾向です。

2010年度は4,790人も合格者が出ましたが、2013年度に2,666人まで一気に減少、合格率が9.3%の2014年度に4,156人に上昇しましたが、翌年の史上最低の合格率であった2015年度にはなんと1,051人まで減少、この波がすごい…2016年度から上昇し、近年では2,613人ー2,237人となっています。個人的には…徐々にゆるやか~に合格者数が減っているのが気になるところです( ゚Д゚)

また、2014年より前の過去10年間の平均合格者数は約4,000人ですが、直近の2020年度では約2,200人と約1,800人も減少しています。要因としては受験者数の減少が挙げられます。受験者数は2010年が最も多く、55,445人も受験しましたが、直近の2020年度では34,845人と、20,600人も減少しています。

ただ、2020年度については新型コロナウイルスの影響で試験を欠席した受験者が目立ったため受験率が低下(※2019年度は70.8%⇒令和2年度は70.8%)しています。感染状況にもよりますが、もしかすると今年2021年度の社労士試験は、前回断念した方のリベンジがあるので上昇するかもしれませんね。

社労士試験10年間の推移

合格率と合格者数の推移を合わせてみると、同じような推移(比例)となっています。受験者数が減少したものの、大きな変化がなければここの比例は同じような推移になりません。人気の国家資格なんだなぁと感じます。

 

 まとめ 7割以上はマスト!

選択式としては、65%以上の正答、択一式としては70%以上の正答であれば合格基準点に達します。

もちろん、各科目の基準点もクリアしないといけませんが、各科目でも7割以上正答できれば、現状だと間違いなく合格ラインになるでしょう。なので、目指すべきは7割以上!

合格率は今のところ、6%台をキープしています。過去を振り返ると低下していますが、わずか1桁の合格率である難関国家試験には変わりありません。

 

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