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第52回社労士試験労一選択式解説

第52回(令和2年度)の社労士試験について…

ここでは「労務管理その他労働に関する一般常識」の選択式について、予想解答・レベル・解答方法などについて解説しています。

「労務管理その他労働に関する一般常識」選択式の総レベルとしては、難しいレベルと言えるでしょう。すべて調査名…混乱した方も多いと思います。

 




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【第52回】労務管理その他労働に関する一般常識 選択式

労務管理その他労働に関する一般常識(以下労一)の選択式問題の予想解答・レベルです。

第52回社労士試験労一選択式解説

全体的なレベルとしては、難しいレベルと言えます。

まさかの「すべて調査名」の出題に戸惑い、混乱した受験生も多いでしょう。

それぞれ解説していきます。

 

まず馴染まない選択肢を消去する

全体的に調査名の問題ですので、労一の調査名の語句として馴染まない選択肢を消去してきます。

①家計消費状況調査
②家計調査
③経済センサス
④国勢調査
⑤国民生活基礎調査
⑧社会生活基本調査

これらは労一の範囲には馴染まない選択肢です。

 

また、この文章に馴染まない選択肢も消去します。

一つは賃金に関する調査は無関係です。

⑬賃金構造基本統計調査
⑭賃金事情等総合調査

もう一つは

⑯労働基準監督年報
⑲労働保険の徴収適用状況

これらも馴染まないので消去します。

そうすることで、以下の10通りまで絞り込むことができます。

⑥雇用均等基本調査
⑦雇用動向調査   
⑨就業構造基本調査
⑩就労条件総合調査
⑪職業紹介事業報告
⑫女性活躍推進法への取組状況
⑮有期労働契約に関する実態調査
⑰労働経済動向調査
⑱労働経済分析レポート
⑳労働力調査

この中から適切な語句を見つけていきます。

 

【 A 】欄について

難易度:難しい

正解 :⑦ 雇用動向調査

我が国の労働の実態を知る上で、政府が発表している統計が有用である。年齢階級別の離職率を知るには【 A 】 

 

Aについては、離職率に関する統計調査名の出題です。調査名の意味とマッチするものを選択します。離職率に関する統計ということは、職に就いていないことなので⑨や⑩の名称は馴染みません。

 

【 B 】欄について

難易度:難しい

正解 :⑩ 就労条件総合調査

年次有給休暇の取得率を知るには 【 B 】 

 

Bについては、年次有給休暇の取得率に関する統計調査名です。調査名の意味とマッチするものを選択します。年次有給休暇の取得率なので、基本的に仕事に就いているであろう調査が合います。選択肢としては「就業」「就労」が馴染みます。年次有給休暇関連は出題実績があるので、調査を知っている方も多いかもしれません。できれば取っておきたいところ…

 

【 C 】欄について

難易度:難しい

正解 :⑥ 雇用均等基本調査

 男性の育児休業取得率を知るには【 C 】

 

Cについては、育児休業取得率に関する統計調査名です。こちらも過去に出題実績のある調査の名称なので知っている方も多いかもしれません。育児休業取得率に関する統計なので、男女雇用機会均等法、育児介護休業法、パートタイム労働法の行政窓口として都道府県労働局に「雇用均等室」があります。ここからの分類で「均等」がマッチしますので⑥が正解かと

 

【 D・E 】欄について

難易度:難しい

D正解 :⑳ 労働力調査
E正解 :⑨ 就業構造基本調査

 【 D 】 と【 E 】 は世帯及びその世帯員を対象として実施される調査であり、毎月勤労統計調査は事業所を対象として実施される調査である。【 D 】 は毎月実施されており、就業状態については、15 歳以上人口について、毎月の末日に終わる 1 週間(ただし、12 月は 20 日から 26 日までの 1 週間)の状態を調査している。 【 E 】 は、国民の就業の状態を調べるために、昭和 57 年以降は 5 年ごとに実施されており、有業者については、 1 週間当たりの就業時間が調査項目に含まれている。

 

D・Eについては、労働時間の実態調査に関する統計調査名です。

Dは世帯を対象に「毎月実施」という語句がkey、実は平成28年度・平成16年度の選択式で出題実績があります。答えは⑳で、できればここは取っておきたいところ。

Eは世帯を対象に「5年ごとに実施」「1 週間当たりの就業時間が調査項目」という語句がkey、⑨就業構造基本調査が正解かと思いますが、学習していれば一度は聞いた調査名かと思います。「就業時間」が関わるので、そこからマッチする調査名を選択します。

 

基準点引き下げ※救済について

基準点引き下げの救済の可能性ですが、今年度はなかなか難しいとの見方が大半なので、基準点引き下げの可能性は高いと思います。(2点)

多くの資格スクール・通信講座等の予想でも、労一は救済の可能性が最も高いと予想しています。

以下の12社では、救済が無いと予想しているところが無いぐらいです。

解答予想・労一の基準点引き下げの救済の可能性

ただ、労一は何があるか分かりません。救済があると言われていてもならないこともしばしば…

最低でも2点は確保しておきたいところで、難しい中でも「B・D」がまだ取りやすい問題では…と思います。

 

まとめ 難しいレベル!救済の可能性で合否が大きく変わる

労一は難しいことが多いですが、今年度の労一も特に難しいレベルだと思います。

2点は最低確保しておきたいところですが、救済に関してはやはり合格発表を待つしかありません。

今年も労一の基準点引き下げによって合否が大きく変わる方も多いかと思います(;´Д`)また労一…

 

注意点

・解答速報はあくまで予想ですので、本試験の結果の合否を保証するものではございません。正式発表は2020年11月6日の発表をお待ちください。
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください。
・転載・画像のコピー・使用はお断りしております。

 

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