本記事はプロモーションを含みます

過去14年間(2022年度~2009年度)の社労士試験の選択式・択一式それぞれの合格基準点・平均点・難易度、合格率、合格者数、救済科目の推移を公開しています。

これまでの推移を分析することで「社労士試験に合格するためにはどれくらいの知識・正解が必要か」という事も分かってきます。

 




スポンサーリンク


 社労士試験 過去14年間(2022-2009)推移まとめ

社労士試験合格率推移

社労士試験の配点は、選択式:40点満点(1科目5点満点)、択一式:70点満点(1科目10点満点)です。

試験の難易度によって合格基準点が変動、合格率も最低2.6%~9.3%と幅広くなっています。

 

 選択式の推移

社労士試験合格率推移選択式

選択式の過去14年間における合格基準点・平均点の推移です。基準点にそって平均点も推移しています。

合格基準点の幅としては、最低で21点最高で27点と7点の幅があり、直近の2022年度の合格点が最も高い結果となっています。

選択式が40点満点なので、全体の52%~67%正解すれば合格できるということになります。

択一式は60~68%なので、選択式の方が低い割合です。

低い割合の要因として、救済科目が多い点が挙げられます。

選択式では基準点引き下げ補正の救済措置が多いですが、なんと直近の2022年度は救済科目無しでした。(平成19年度以来)

最初に掲載した推移表を見ても分かるように、毎年何等かの科目が2点、1点の引き下げとなっていますが、2022年度は救済科目が無かったことから合格率にも影響しました。それだけ難易度が低かったということで、基準点もここ14年間で最高の27点でした。

どの科目が補正されるかという事が毎年話題になりますが、救済科目として多いのは一般常識、健康保険、年金科目です。

過去14年間で多かった救済科目としては以下の順です。

・社会一般:7回
・健康保険:7回
・厚生年金:5回
・労働一般:4回
・国民年金:4回

 

 択一式の推移

社労士試験合格率推移択一式

択一式の過去14年間における合格基準点・平均点の推移です。基準点にそって平均点も推移しています。

合格基準点の幅としては、最低42点最高で48点と7点の幅がありますが、実際のところ最高48点の2010年度は、出題ミスが5問あったため受験者に有利な採点が行われたことにより高くなっています。ここ近年は42~45点が標準となってきています。

択一式が70点満点なので、全体の60%~68%正解すれば合格基準点に達します。

よく「社労士試験は7割とればOK」と聞きますが、選択式も択一式も確かに7割正解すれば合格できることになります。もちろん科目別の基準点をクリアする必要はありますが、満点は必要ないと考えれば学習も少しラクに捉えられるかもしれませんね。

そして選択式とは対照的に、科目別の基準点が引き下げられる救済措置はあまりありません。過去14年間をみても、補正されたのは直近でも2017年度・そして2016年、2014年度のたった3回しかありません。

科目も一般常識と年金科目のみなので、基本的には救済は無いと考えておいた方が良いかもしれませんね。

 

 合格率と合格者数の推移

社労士試験合格率推移合格率

過去14年間の合格率推移を見ると、2009年度~2014年度まで7.6%~9.3%で推移してましたが、2015年度に社労士試験史上最低の2.6%を記録、翌年の2016年度も2番目に低い4.4%…この2年度は受験生にとってきつい年度になったかと思います。

その後は6~7%台で推移していましが、直近の2022年度は5.3%と過去3番目に低い合格率となりました。

これ以上は下がってほしくないですが、平均6%台は今後もキープするのではないでしょうか。

社労士試験合格率推移合格者数

続いて合格者数の推移を見ると、2010年度をピークに全体的に減少傾向です。

2010年度は4,790人も合格者がいましたが、史上最低の合格率であった2015年度は1,051人まで減少、2016年度から徐々に上昇してきましたが、近年では2,613人ー2,134人と、2,000人台が続いています。

また、2014年より前の過去10年間の平均合格者数は約4,000人だったのですが、2020年度では約2,200人と約1,800人も減少しています。

要因としては受験者数の減少があります。

受験者数は2010年が55,445人と最も多かったですが、直近の2022年度では40,633人と減少しています。

ただ!2020~2021年度はもろにコロナ渦だったこともあり、受験率や受験者数が低下していましたが、2022年度はコロナ慣れもあるため受験者数がコロナ前の2019年度の水準に回復しました。

今後はここ数年で諦めていた方のリベンジ戦が始まるかもしれませんね(゚∀゚)b

社労士試験推移合格率と合格者数

合格率と合格者数の推移を合わせてみると、比例していることが分かります。

受験者数は14年間をみると減少傾向ですが、それでも4万人以上が受験し、2,000人以上が合格する資格試験…

社労士試験って人気国家資格なんだなぁと改めて思います。

 

 まとめ

このように、過去14年間の推移を見てみると「社労士試験に合格するためにはどれくらい正解すべきか」という事が分かってきます。

各科目の基準点もありますが、選択式は65%以上、択一式は70%以上の正答であればクリアできる計算となります。

つまり、全体の7割以上、各科目も7割以上正解すれば、現状だと間違いなく合格ラインに達するかと思います。

目指すべきは最低7割の正解率ですね!

 

当サイトでも推奨の社労士講座フォーサイト
2023年度講座開講中!
詳しい割引価格・教材・受講検討は公式へ↓