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(出典:総務省統計局)
「労務管理その他労働に関する一般常識」(以下、労一)の出題範囲に、労働経済・労働統計に関する問題が含まれます。
数字が関わる問題ですが、細かい数字よりも、過去と比べて数字の上下や動向について把握しておく必要があります。
ただ、細かい数字を一つひとつ覚えるのは無理がありますが、過去に出題された分野についてはできるだけチェックしておくほうが良いでしょう。(育児休暇の取得率等)
で、今回は総務省統計局が2020年4月14日に公表した「人口推計」の内容(第52回社労士試験の出題範囲)について、3つのポイントに分けて解説しています。
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今年度社労士試験の出題範囲「人口推計」の3つのポイント
このデータは、2019年(令和元年)10月1日現在のデータです。
2020年4月に公表され、今年度の第52回社労士試験の出題範囲となっています。
①総人口・日本人人口ともに9年連続の減少
総人口は1億2616万7千人、前年と比べ27万6千人(0.22%)の減少と9年連続で減少
日本人人口は1億2373万1千人で,前年と比べ48万7千人(0.39%)の減少と9年連続で減少
②過去最低と過去最高
過去最低
15歳未満人口は1521万人,前年と比べ20万4千人の減少で割合は12.1%と過去最低
15歳~64歳人口は7507万2千人,前年と比べ37万9千人の減少で割合は59.5%と過去最低となっています。
過去最高
65歳以上人口は3588万5千人,前年と比べ30万7千人の増加で割合は28.4%と過去最高
75歳以上人口は1849万人,前年と比べ51万5千人の増加で割合は14.7%と過去最高
つまり、
64歳以下の人口は過去最低で少なく、65歳以上の人口は過去最高で多くなっています。
高齢化社会ですね…
こういった過去最低、最高は狙われる可能性があります。
特に、「65歳以上の人口」に関しては、過去に出題実績のある高齢化率と関わりがあるので、大体の割合を知っておくと良いかもしれません。
③外国人人口が7年連続の増加
外国人の人口が、2013年以来、7年連続の社会増加となっています。
また、日本人・外国人の別にみると,日本人は2年ぶりの社会増加です。
社労士試験の対策としては、一つひとつ細かい数字より、動向を知っておくと得点につながる可能性があります。
特に人口統計や推計は、人が増えたのか減ったのか、何年連続で、過去最低最高はおさえておきましょう。