本記事はプロモーションを含みます
社会保険労務士(社労士)試験の科目は、全部で10科目あります。
大きく労働保険関連と社会保険関連に分類され、更に労働保険関連が6科目、社会保険関連が4科目と分かれます。
今回は労働保険関連の「労働保険の保険料の徴収等に関する法律(徴収法)」の科目について、概要や学習のコツなどを解説いたします。
スポンサーリンク
徴収法について
概要
徴収法の正式名称は、「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」です。
長いのでみんな“徴収法”と呼んでいます。
徴収法は、労災保険と雇用保険の保険料を徴収するための手続き等を定めている法律です。
昭和47年に労災保険と雇用保険の保険料を、一元的(同時)に処理することを目的として施行されました。
この2つの両保険と一体になって労働保険制度を形成しています。
社労士の仕事の実践的な部分にも関わりが深いです。
業務では徴収法で学習することが大いに役立ちますよ☆
主な学習項目
● 総則
● 保険関係の成立および消滅
● 保険関係の一括
● 労働保険料
● 労働保険料の申告
● 納付・メリット制
● 徴収金
● 督促及び滞納処分
● 労働保険事務組合
● 不服申し立て・時効
この科目の特徴
保険料の徴収方法や期日など手続きを定めた法律です。
期日、納付先、納付金額の算定方法などが規定されています。
試験点数の配分
択一式試験からは、労災・雇用の科目から各3問(計6問)出題されます。
つまり、これらの科目との関連が強いということです。
現時点で選択式からの出題は無いです。
学習方法のコツ
保険料の種類、保険料率、徴収方法、期日、納付先、手続きの仕方などを学びます。
例えば、「●月●日から40日以内に前年度の保険料の清算金額と今年度の保険料の概算額を納付する」や、「納付を怠ればペナルティがあるよ」といった規定があります。
ポイントとしては、「どういった場合」「だれに」「何を」「いつまでに」を押さえるようにしましょう。
労働保険料や申告・納付に関することはきちんと学習しておきましょう。
徴収法ではひねった問題より、テキストに載っていることが率直に出題される傾向があるので、労災や雇用が苦手な場合でもフォローしやすいです。
できれば徴収法の範囲は満点(6点)を狙いたいところです。
学習量の目安
社労士試験科目全体のおよそ7%を占めています。
学習量だと、二番目に少ない科目に当たり、年金科目と比較すると半分近くです。
こちらもあわせてチェック >社労士試験の学習科目について詳しく解説(全体像)