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社会保険労務士(社労士)試験の科目は、全部で10科目あります。
大きく労働保険関連と社会保険関連に分類され、更に労働保険関連が6科目、社会保険関連が4科目と分かれます。
今回は労働保険関連の「労務管理その他の労働に関する一般常識」の科目について、概要や学習のコツなどを解説いたします。
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労務管理その他の労働に関する一般常識
概要
労働保険の一般常識は、大きく「労働法令」「労務管理」「労働経済」の3つに分類できます。
労働法令は、科目である労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、徴収法以外の労働に関する法令です。
労務管理では、採用管理、配置、昇進、賃金管理、教育訓練、退職管理などに関する用語等が問われます。
労働経済は、労働に関する統計数字などが問われます。完全失業率や有効求人倍率など、経済数値の動向を押さえます。
主な学習項目
● 雇用対策法
● 職業安定法
● 労働者派遣法
● 高齢者雇用安定法
● 労働契約法
● 障がい者雇用促進法
● 個別労働関係紛争解決促進法
● 求職者支援法
● 男女雇用機会均等法
● 育児介護休業法
● パートタイム労働法
● 次世代教育支援対策推進法
● 最低賃金法
● 賃金の支払いの確保等に関する法律
● 労働組合法
● 労働関係調整法
この科目の特徴
主な学習科目を見て分かる通り、数多くの法令を学習します。
法令は大きく、「雇用関連」「賃金関連」「女性・育児・介護休業関連」「労使関係」の4種に大別できます。
それぞれの学習量はそれほど多くありませんが、法令が多いだけに横断整理が重要となります。
満遍なく押さえておかないと、苦手な法令を作ると落とし穴となります。
試験点数の配分
択一式試験からは、社会保険一般と合わせて10問出題されます。
その内5問が労働保険に関する一般常識です。
選択式に関しては独立して1問の出題があります。
学習方法のコツ
かなり出題範囲が広大ですが、特に「雇用系の法令」と「女性・育児・介護休業の法令」を中心に押さえるようにしましょう。
労務管理については「雇用管理」「賃金管理」「人間関係管理」を中心に知識を深めます。
そして労働経済がちょっと厄介です。
厚生労働省が出している統計データは毎年更新されるので、数字は毎年変わります。
ただ、数字よりも、傾向「前年より上がった、下がったなど)や順位を問われるケースが多いです。
過去の頻出事項をきちんと把握し、効率良く学習する必要があります。
社会保険に関する一般常識の白書対策と同様で、別途労働経済対策として専門テキストを使って学習することをオススメします。
学習量の目安
社労士試験科目全体のおよそ11%を占めています。
学習量は、労働関連の中では多い科目です。
加えて統計データが入ってくるので、実際の学習量は多く感じるでしょう。
こちらもあわせてチェック >社労士試験の学習科目について詳しく解説(全体像)