本記事はプロモーションを含みます

選択式試験の対策

社労士試験は選択式と択一式に分かれていますが、今回は選択式について少し…

ここでは選択式の出題形式や科目、合格基準点、対策や戦略について解説しています。

これから社労士試験に挑戦する方は参考にしてみてください。

 




スポンサーリンク


 社労士試験の選択式について

 出題形式と科目

選択式試験は、いわゆる”穴埋め問題”です。1問につき、5つの空欄があり、20の語群から正しいものを選ぶ形式です。

出題科目は1科目5問(全8科目に分類)5点満点(合計40点満点)となっています。

科目はこんな感じ↓

・労働基準法/労働安全衛生法
・労災保険法
・雇用保険法
・労働一般
・社会一般
・健康保険法
・国民年金法
・厚生年金保険法

徴収法からの出題は例年ありません。

 

 合格基準点

毎年難易度や受験者の解答状況によって変動しますが、大体25~27点くらいが平均です。

40点満点中、25~27点ということなので大体7割ほど正解すればOKですが、1科目3点以上の科目別基準点もクリアする必要があります。

なので、とにかく科目別基準点のハードルが択一式より高くなります。救済もありますが、原則として5問中、3つ以上正解する必要があり、2問しか間違えることができません。

総得点より、科目別基準点をクリアできる実力があれば恐らく問題ないかと思いますが、よく奇問・難問が出題されます( ゚Д゚)これが厄介です

 

 難易度が高い2科目

毎年ではありませんが、労働一般社会一般の一般常識2科目が3点以上確保するのが難しくなっています。

一体テキストの何処に載っていたのか分からないような奇問、難問が出題されることがあり、これが2科目もあるのが厄介なところです。

詳しい救済条件は割愛しますが、基準点が2点に引き下がることも珍しくありません。

昨年なんて労一は1点まで基準点が引き下がった程で、試験の意味って何だろうとも思えます。

今年は社一の救済が予想されていましたが、数年に一度の救済ゼロの結果でした。そのため合格率も5.3%と過去3番目に低かったです。

 

 1点の重みが大きい…

科目別で3点以上正解する必要があるので、苦手科目を放置すると合格に届きません。

例えば雇用保険法が2点、それ以外の科目が全問正解でも不合格ということになります。つまり、苦手科目を放置せず、全8科目で3点以上とれる対策が必要です。

具体的には、8科目×3点だと24点なので、更に全体で得点を取り、合計で27点以上を目指すのが最低条件かと思います。

直近の令和4年度は27点です。つまり、27点 – 24点で残りの3点をどこかで稼ぐ必要があるということです。

3点ですが、選択式は問題数が少ないため1点の重みが違います。

これらの得点は得意な科目等でカバーできれば理想です。

 

 労働安全衛生法の対策も忘れず

労働基準法と労働安全衛生法では、例年だと労働基準法が3問、労働安全衛生法が2問となっています。

労働基準法で3点稼げるから労働安全衛生法は放置…はかなり危険です。

労働基準法で1問でも間違えると合格ラインに届かないため、労働安全衛生法もしっかりと対策しましょう。

 

 選択式の基本対策

択一式と違い、過去問で全く同じ箇所が空欄になる可能性は低いです。

ピンポイントで出題されるため対策が難しいように思えますが、択一式の過去問等の一問一答形式で正答率が上がれば、必然的に選択式の正解率も上がるはずです。

また、目的条文の重要な語句、出題実勢の高い条文、重要な数字の暗記、判例の穴埋め対策を行えば高得点を狙えるようになるかと思います。

法改正の出題は少な目ですが、択一式対策とあわせて選択式対策としても語句を意識しておきましょう。

 

 私は基本テキストと過去問一問一答

私の対策方法ですが、基本的には「基本テキスト」からの対策がベースでした。特に選択式対策の専用教材を買ったこともありません。

インプット学習としてはテキストの条文の読み込みです。

一語も飛ばさず、きちんと全部読むことが大切かと思います。特に過去に出題された条文などは念入りに読んでおきましょう。

アウトプット学習としては過去問のみです。

選択式の過去問もやりましたが、ピンポイントでそこの空欄が繰り返して出題される可能性は低いので、この科目はどのようなところが空欄になるのか、どういった特徴があるのか、という点を探っておいた方が良いでしょう。例えば労働基準法では判例問題が、雇用保険法では数字が空欄になりやすいとか、これらを知っておくことでインプット学習でも意識するようになります。

択一式の過去問も役立ちます。一問一答形式なので、しっかりと正解できればピンポイントで論点を抜かれても対応できるようになります。

 

 本番での対応力

実際に本試験では、語群をみなければ分からない問題も多々出てきます。

大体4つくらい同じようなものがあるのですが、そのせいで覚えていた知識でも混同してしまいます(^^;

なので、もし大体分かるようなところが空欄なら、最初は語群を見ない方が良いかもしれませんね。

分からない問題の場合は、読解力で対応します。

問題文の前後のヒントを探し、解答を入れて文書を読んでみて違和感が無いかチェックします。

実際に問題文の中に書き込むと読みやすいですし、分かりやすいのでぜひおススメします。

完成文から正しそうな選択肢を選ぶ…結局は自分を信じる…全く分からない問題はそうなるのですが、実際に文章を入れる、入れないでは読解力に大きな違いがあると思います。

他にも「語群の候補を訓読みにして正しい意味になるかどうか」など、かなり賢い方法もありますのでよかったら実践してみてください。

以上、簡単ですが、選択式の基本対策でした。

当サイトで推奨の社労士講座フォーサイト
実績ある講義メディア・基本教材

詳しい価格や受講検討は公式サイトへ↓↓

 

 

スポンサードリンク