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令和5年度(第55回)社労士試験の選択式の平均点について、
総得点の平均点、科目別の平均点と難易度、昨年との比較を解説しています。
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第55回社労士試験 選択式 平均点
今年度の第55回社労士試験【選択式】の合格基準点は、前年27点から1点引き下げられ、26点で決定されました。
総合の平均点は23.3点、昨年より1.3点下がる結果となりました。
平均点が下がったため、難易度は昨年より難しかったと言えます。
科目別の平均点
労災と健康保険は5点取れた方が最も多く、一番得点を稼げる科目でした。
続いて4点の割合が多かったのが社一、そして合格基準である3点の割合が多かったのが労基労衛・雇用・労働一般・厚生年金と4科目該当しました。
平均点では雇用が最も低い2.2点、次いで厚生年金2.5点でした。平均点の最下は昨年より低くなっています。
基準点引き下げの救済科目は2年連続で無く、救済が無かったのは平成19年、令和4年、そして令和5年の3度目です。
各社で予想されていた雇用保険法はなぜ救済にならなかったのか…
各科目の合格基準点(3点)以上の受験者の占める割合が、5割に満たない場合は合格基準点が引き下げ(救済)されます。
雇用保険法の2点以下の割合は58.6%なのでこの基準を満たしていますが、引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合は、試験の水準維持を考慮して原則引き下げを行わないことになっています。この割合が大体73%ですので、これに引っかかった感じです。
救済はありませんでしたが、言い換えれば以前あったような奇問難問が少なくなり、きちんと学習した人が知識で解くような問題が中心になったと、まぁ正常な試験レベルになったとも言えます。
合格基準点以下が多かったのは…
合格基準点に満たない2点以下の割合です。(0点~2点の割合)
・労基労衛:41.2%
・労災 :11.2%
・雇用 :58.6%
・労一 :41.5%
・社一 :40.2%
・健康 :27.9%
・厚年 :48.4%
・国年 :38.8%
補正科目はありませんでしが、2点以下の割合が最も多いのは雇用保険法、そして厚生年金です。
この2科目の救済予想もありましたが、先ほど解説した通り、雇用は2つ目の条件で対象外に、厚生年金は半数まで届いていないため1つ目の条件で対象外となっています。
昨年の平均点との比較
科目別の平均点、昨年との比較です。
※昨年より平均点が上がっていれば、今年は難易度が下がったことになります。
逆に昨年より平均点が下がっていれば、今年は難易度が上がったことになります。
労基労衛:昨年3.6点⇒今年2.7点 難易度 上がった
労災:昨年3.3点⇒今年3.9点 難易度 下がった
雇用:昨年3.0点⇒今年2.2点 難易度 上がった
労一:昨年2.9点⇒今年2.7点 難易度 上がった
社一:昨年2.5点⇒今年2.8点 難易度 下がった
健康:昨年3.3点⇒今年3.4点 難易度 下がった
厚年:昨年2.8点⇒今年2.5点 難易度 上がった
国年:昨年3.3点⇒今年3.0点 難易度 上がった
今年は昨年と比べ、難易度が上がったのが8科目中5科目もありました。
特に難しくなったのが雇用保険法…今年は雇用法の出来次第で合否が変わってくる方も多いでしょう。
全体的な平均点は、昨年24.6点⇒今年23.3点と、選択式としては全体的に難易度が上がった結果です。
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