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【令和6年度(第56回)社労士試験対策】
社会保険に関する一般常識「社会一般」に関する改正情報です。
年金関連の「社会保障協定」について、概要と最近の追加国について解説しています。
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社会保障協定
社会保障協定について、令和6年に新しくイタリアが追加されることになりました。
社会保障協定とは
社会保障協定とは、海外在留邦人等が日本と外国の年金制度等に加入し、保険料を二重に負担することを防いだり、両国での年金制度の加入期間を通算できるようにすることを目的として、外国との間で締結するものです。
企業から派遣されて海外で働くことや、将来を海外で生活される方が年々増加しているため、二重加入の防止と年金加入期間の通算を目的とした協定です。
改正内容(イタリア追加)
2000年にドイツとの間の協定が発効してから、22か国との間での協定が発行しています。
そして令和6年4月1日に、「社会保障に関する日本国とイタリア共和国との間の協定(日・イタリア社会保障協定)」の効力が生ずることになりました。
出題実績あり
過去に社会保障協定に関する出題があります。
平成12年度の試験(選択式)
我が国は初の年金通算協定(社会保障協定)を( E )との間で締結している。
空欄の答えは「ドイツ」
平成25年度の試験(選択式)
昨今の我が国と新興国との経済関係の進展に伴い、これら新興国との間でも協定の締結を進めており、( C )との間の協定が平成24年3月に発効したところである。
空欄の答えは当時最新だった「ブラジル」
このように、国名が空欄になったことがあります。
試験対策として
まず、どのような協定なのか、概要は覚えていきましょう。
また、締結している国を全て覚える必要はなく、一番最初に締結されたドイツと、令和6年に追加されたイタリア、この2つは最低限チェックしておいた方が良いかと思います。
過去のように選択式でピンポイントで抜かれる可能性もあります。
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