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今年、実施された令和4年度(第54回)社労士試験の結果より、
合格者数は2,720人と、前年(2,134人)より586人増えました。
合格率も6.4%と、前年より上がりました。
過去最低だった平成27度の2.6%、そして平成28年度の4.4%、そして令和4年度の5.3%、大体この次にくる低さでしたが、その前5年間は6~7%台でしたので、令和5年度はそれと同じ水準といえます。
低いと聞くと試験が難しかったように感じますが、試験自体は普通レベルで合格基準が上がったといえます。
合格基準点ですが、
選択式試験は、総得点26点以上(各科目3点以上 補正科目なし)
ほぼ毎年、何等かの科目が基準点引き下げ(救済)となるのですが、昨年に続き今年も救済はありませんでした。
引き下げが無かったのは合格基準点が公表されるようになってから3度目のことです。(平成19年度・令和4年度・そして今年)
特に話題になっていた「雇用保険法」の救済ですが、こちらは補正条件を満たさなかったことになります。
補正の条件として、各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は合格基準点が引き下げ補正されます。
令和5年度の選択式「雇用保険法」は2点以下が58.6%、この条件をクリアしているのですが、引き下げ補正をして、合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上になる場合は、試験の水準維持を考慮して原則として補正は無いこととされていて、今年の雇用保険法はこれに該当することになりました。
択一式試験は、総得点45点以上(各科目4点以上 補正科目なし)
択一式の科目別の基準点は、平成30年度試験以降引下げはなく、今年度も救済科目はありませんでした。
選択式・択一式ともに合格ラインが上がりました。
「受験生のレベルが上がった」「試験内容に奇問難問が減った」など、様々な要因がありますが、少なくともきちんと学習してきた方が知識を使って解けるレベルとなっています。
この感じは昨年も同様でした。
簡単にですが、今年の社労士試験の特徴としては、
・合格者増加(昨年より500人以上も増加)
・合格率は上がった(6~7%台に戻る)
・選択式で救済無し(過去3度目)
・試験内容は「知識を使って解く」ものが多かった
といった感じです。
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