本記事はプロモーションを含みます
令和5年度(第55回)社労士試験【択一式】の予想合格基準点・救済の可能性・各科目の難易度や講評についてまとめています。
正式な合格発表は2023年10月4日ですが、それまでの合否判定の参考にしていただければと思います。
目次
スポンサーリンク
第55回社労士試験【択一式】予想合格・救済の可能性・難易度・講評
全体像【やや難しい※一般常識】
第55回社労士試験択一式は、難易度的には例年通り、労働保険科目がやや難しく、社会保険科目で得点を伸ばせる感じでした。
中でも労災保険、労働一般が難しく、この2科目で合否が分かれる方もいるでしょう。
今年のページ数は60ページ、ここ数年と比べると2~8ページ少なかったですが、なかなかのボリュームで解答の特定に時間が掛かり、ペースの配分が難しかったと思います。
個数問題が4問、ここ数年では多いです。組合せ問題は5問、ここ数年と同じ数ですが、これまで2つの組合せだったのが3つのものが出てくるなど新しい出題形式もありました。
合格基準点【予想】
合格基準点については、昨年(44点)と同等レベルに近いと思うので44点~45点と予想します。
ただ!択一式「労災」「健保」の選択肢内にある文言が訂正となり、これが正解肢なので合格基準点への影響があるかもしれません。全員正解扱いとなれば総合の合格基準点が上がるかも…
そのことから、47点以上であれば安全圏かと思います。
難易度から、労災保険・一般常識で最低4点以上を確保し、社会保険科目で得点を稼ぎたいところです。
各科目の難易度【予想】
■ 難しい:労災(徴収)
■ 普~難:労一社一
■ 普通:労基労衛・雇用(徴収)・健保
■ 易しい:厚年・国年
各予備校の評価と照らし合わせ、難易度は上記の通りまとめています。
基準点引下げ(救済)の可能性
科目別の基準点の引下げ(救済措置)については、全体的に4点以上確保できるレベルなので、救済無しの予想です。
正答状況によりますが、救済があるとすれば労災が候補です。
各科目の講評【択一式】
労働基準法・労働安全衛生法
予想レベル:普通
労働基準法は例年通り、事例、通達、判例等の出題がありましたが、極端に難しいレベルではありませんでした。知らない内容の問題もあったかもしれませんが、答えの選択肢は基礎内容や過去問でも同じ論点のため、比較的得点は取れるレベルです。労基は問2・3・5・6、労衛は問8・10で正解しておきたいところで、労基労衛では7点前後は確保したいです。
救済の可能性:救済の可能性は低い
ポイント:労基で4点、労衛で2点、合計で7点前後はとっておきたい
労災保険法(徴収法)
予想レベル:難しい
労災保険法は事例・認定基準などの問題が多く、難易度は易しいと難しいが極端に分かれていましたが、全体的には難しいレベルといえます。問1・3は業務上疾病認定基準、個数問題が2問、事例が1問あり、得点を伸ばしにくい科目です。最低でも2点、できれば3点以上取りたいところです。徴収法は正誤の判断が難しいものもありましたが、基本的な内容が目立ちました。トータルで5点以上確保できれば良いかと思います。
救済の可能性:救済の可能性はゼロではない
ポイント:労災で2~3点、徴収法で3点を取り、何とか5点以上は確保したい
雇用保険法(徴収法)
予想レベル:普通
雇用保険法は細かい内容の問題もありますが、全体的にはそれほど難しくなく普通レベルです。基本的な知識で正解できる問題が多かったため、5点以上は取りたいところです。ただ、行政手引からの問題が多く、応用力が問われる内容でした。また、正しいものを選ぶ問題が多かったため時間が掛かったと思います。徴収法は3問とも比較的易しいレベルなので、雇用保険法のトータルで7点以上は取り、得点を稼ぎたい科目です。
救済の可能性:救済の可能性は低い
ポイント:雇用法で5点以上、徴収法は全問正解して得点を稼ぎたい
一般常識(労一・社一)
予想レベル:難しい/普通
労務管理その他の労働に関する一般常識は法令等2問、労働経済が3問と昨年と同じ構成でした。労働経済の問1・2は過去問に出題された実績がある問題ですが、正解を選ぶのが難しかったと思います。中でも問4の労働関係法規は正解しておきたいところ…最低でも1点、2点確保したいところです。
社会保険に関する一般常識はすべて法令に関する問題で、5問とも単独の法律で構成されたものでした。全体的に正解しやすいレベルなので、3問は正解しておきたいところ…昨年と同じく労一とは逆の難易度です。
全体的に労一はかなり難しいレベルなので1点取れていればOK、社一で3点とって合計4点でクリアになるのですが、労一をすべて落としていると危険な感じがします…
救済の可能性:労一は難しいが社一でカバーできるので可能性としては低い
ポイント:労一の問5で最低1点以上、社一で3点以上確保
健康保険法
予想レベル:易しい
健康保険法は全体的に普通レベルです。例年通り通達・事務連絡の問題が多く出題されていますが、出題実績があったり、基本的な内容だったり、正解肢が簡単だったので得点を稼げる科目です。(特に問2や10は確実に正解できるレベル)7点以上は取りたいところです。
救済の可能性:救済の可能性はない
ポイント:7点以上取って得点を稼ぎたいところ
厚生年金保険法
予想レベル:易しい
厚生年金保険法は基本的な内容の問題が多く、高得点を狙える科目です。ただ、問4・8・9は正誤の判断に迷った方も多いと思います。逆に問2・5・6・10は確実に正解できるレベルで、比較的得点を稼げる科目で、7点前後は取りたいところです。
救済の可能性:救済の可能性はない
ポイント:7点前後とって得点を稼ぎたい
国民年金法
予想レベル:易しい
国民年金法は事例問題、施行規則、通達等を根拠とするややこしい選択肢もありましたが、正解肢となるものは簡単なものが多く、消去法などでも対応できるため高得点を狙える科目です。今年は特に複雑な事例問題がありませんでした。良く出題されますが、今年は複雑な事例の出題がありませんでした。6~7点は確保したいところです。
救済の可能性:救済の可能性はない
ポイント:簡単な正解肢が多かったため、6~7点以上はとりたい
以上、第55回社労士試験、択一式の予想合格基準点、救済の可能性、難易度、講評まとめでした。
当サイトで推奨の社労士講座フォーサイト
2024年度講座 開講中
詳しい教材、割引価格、お申込は公式サイトへ↓↓
注意点
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください