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過去15年間(2009年~2023年)の社労士試験の合格基準点・平均点・難易度・合格率・合格者数・救済科目の推移をまとめたものです。(※難易度は個人差がありますのでご了承ください)

これまでの推移を分析することで、合格するためにはどれくらいの知識が必要かという事も分かってきます。参考にしてみてください。

 




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 社労士試験 過去15年間(2009~2023)推移まとめ

社労士試験の配点は、選択式:40点満点(1科目5点満点)、択一式:70点満点(1科目10点満点)です。

試験の難易度によって合格基準点が変動、合格率も最低2.6%~9.3%と幅広くなっています。

 

 選択式の推移

選択式の過去15年間における合格基準点・平均点の推移です。

合格基準点と平均点は比例しています。

合格基準点は最低21点最高で27点と7点の幅があり、直近の2023年度では最高値より1点低い26点と高い水準です。

選択式が40点満点なので、最低でも67%正解すれば合格できることになります。

選択式では科目別で基準点の引き下げ(救済措置)がありますが、今年2023年度は救済無し、昨年の2022年も無し、2年連続で救済がありませんでした。

救済が無かったのは2007年、2022年、2023年のたった3回です。

最初に掲載した推移表を見ても分かるように、毎年何等かの科目が2点、1点の引き下げとなっていますが、ここ2年連続で救済無しとなると、今後も無い年度がある可能性が高いです。

救済があるということは難易度が高かった(奇問難問があった)ことが要因で、ここ2年間は正常な難易度をキープしているということでしょうか。

どの科目が補正されるか毎年話題になりますが、救済科目として多いのは一般常識、健康保険、年金科目が目立ちます。

過去14年間で多かった救済科目としては以下の順です。

・社会一般:7回
・健康保険:7回
・厚生年金:5回(※2015年以降救済無し)
・労働一般:4回
・国民年金:4回

もちろん、救済に頼ることなく、7割以上の正答率を目指すのが理想です。

 

 択一式の推移

択一式の過去15年間における合格基準点・平均点の推移です。

こちらも合格基準点と平均点が比例しています。

合格基準点の幅は最低42点最高で48点と7点の幅がありますが、最高48点の2010年度は、出題ミスが5問あったため受験者に有利な採点が行われたことにより高くなっています。

近年では43~45点が標準となっているのでこちらを目安にする方が良いでしょう。

択一式が70点満点なので、全体の68%以上正解すれば合格できることになります。

「社労士試験は7割とれば合格できる」とよく言いますが、選択式も択一式も7割正解すれば合格できることになります。

もちろん科目別の基準点をクリアする必要はありますが、満点は必要ないと考えれば学習に対するプレッシャーも少しは楽になるかと思います。

そして救済についてですが、選択式とは対照的に科目別の基準点が下がることはほとんどありません。

過去15年間をみても、補正されたのは2017年、2016年、2014年のたった3回です。

その時に救済になった科目も一般常識と年金科目のみなので、基本的には救済は無いと考えておいた方が良いでしょう。

 

 合格率の推移

過去14年間の合格率推移を見ると、2009年度~2014年度まで7.6%~9.3%で推移しています。

2015年には史上最低の2.6%を記録、翌年の2016年も2番目に低い4.4%…そして昨年2022年は過去3番目に低い5.3%となっています。

今年の2023年度は6.4%と、直近5年間の平均値に戻りました。

極端に高かったり、低かったりしたのは10年近く前のことなので、今後も6%台が平均値になるのではないでしょうか。

 

 合格者数の推移

続いて合格者数の推移を見ると、2010年をピークに全体的に減少傾向です。

2010年は4,790人も合格者がいましたが、史上最低の合格率であった2015年は1,051人まで減少、そこから徐々に増えていますが、近年では大体2,100人~2900人との間で、2,000人台が合格者数が続いています。

合格者数減少の要因の一つとして、受験者数自体の減少が挙げられます。

受験者数は2010年が55,445人と最も多かったですが、ここ数年では40,000人台になっています。

ただ、2020~2021年はコロナ渦で受験率や受験者数が低下していましたが、2022年度はコロナ慣れもあるため受験者数がコロナ前の2019年度の水準に回復、更に今年の2023年度は昨年を上回りました。

来年以降も同水準の合格者数が予想されます。

ちなみに…上記グラフは合格者数と合格率を合わせたデータです。

見てわかるように、合格率と合格者数の推移を合わせてみると比例しています。

 

 まとめ

過去15年間(2009~2023)の推移を見ると、近年の合格基準点・合格率の推移や平均値、社労士試験に合格するためにはどれくらい正解すべきかという事が分かってきます。

各科目の合格基準点もありますが、選択式は67%以上、択一式は68%以上の正答であればクリアできることになります。

全体の7割以上、各科目も7割以上正解すれば、現状だと間違いなく合格ラインに達するかと思います。

目指すべきは最低7割の正解率ですね!

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