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昨今、IT技術の進化で様々な事が便利になりました。
そこでふと、耳にするのがAI進化による職業変化です。
AIに仕事を取られる!とささやかれたりしますが、社労士はどうなのか…
社労士の仕事について、IT技術の進化と合わせて考えてみます。
実際、IT技術によって社労士の働き方も徐々に変化していくように思います。
例えば、実際の業務である労働保険や社会保険関連の諸手続き、各種申請、給与計算業務などはIT技術の進化によって「会社が社労士に頼らなくてもできる業務」へと変わっていく可能性があります。
社内対応ができてしまうと、この手のジャンルの仕事依頼は少なくなる…と予想されます。ピンチですね、、、
確定申告なんかがもうすでにWEBでサクッとできてしまう事なんて、まさにこれですね。
ここまではITが得意とする分野ですが、ITが不得意な分野もあります。
つまり人にしかできない事、社労士業務でいうと、3号業務「コンサルティング」です。
社労士における3号業務は多岐にわたります。
会社での労使関連のトラブル相談はもちろん、年金制度もややこしいので社労士にアドバイスを頼る方も少なくありません。
昨今だと働き方改革への対応として見直しや制度を変える手助けをしたり、その後の状況によって修正の提案などができるのは「人」です。
ITは業務効率化や課題の抽出、問題解決に向けてアドバイスできる部分のありますが、それはほんの一部、顧問先と共に、その状況に応じて見直しや改善ができるのは、やはり人の力です。
更に具体的に言うと、助成金なんかはまさに人が活躍できる分野です。
実際、私が社労士法人で働いていた頃、助成金の相談をしてくる事業主が多くいました。
これは制度がややこしかったり、ネット(IT)を見ても分からず、詳しい社労士に相談して申請してほしいという考えがあると思います。
数多くの雇用関係助成金の中から、実態と照らし合わせて申請可能なのはどの助成金なのか、
申請に必要となる具体的な取り組みはなにか、
申請書や添付書類の準備や対応、
などなど、助成金申請に付随する取り組みや専門家による細かいコンサル力が求められます。
これもまた、ITではなく人ですね。
IT技術の進化で便利になり、社労士だと事務的な手続き等の依頼が少なくなることが予想されますが、一方で人にしかできない仕事内容が明確に浮き彫りになってきます。
社労士のスキルに大きな差が無ければ、保険関連の手続きや給与計算は誰がやっても同じです。
コンサルティングの分野はかなり社労士の「個」の力がハッキリする部分で、まさに人にしかできない分野である3号業務に力を入れるべきかと思います。
そもそも、IT技術が進化して仕事が無くなる!と話題になる随分と前から、社労士は3号業務で差別化しよう!と言われてきました。
いくら事務処理スキルが高くても、威張っていて偉そうな社労士にお願いするのは嫌ですもんね。
事業主も、本当に自分の会社の事を思ってアドバイスや対応をしてくれるような社労士に依頼したいはずです。
社労士は全国にたくさんいますが、これから新しく社労士になろうとしている方はチャンスのような気がします。
IT技術の進化を認め、これまでにない方法や視点をもったフレッシュな社労士の方が、将来は明るいかもしれません。
ITの得意分野は単純作業や正確なデータ処理、データ分析、そしてITの苦手分野は文章解釈や人間的思考、創造的な作業など、後者のほうが様々な可能性を秘めているような気がします。
なので、今後社労士は必要なくなることはなく、求められる分野が変わっていく、そのようにポジティブに捉えておきましょう(‘ω’)ノ
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