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社労士試験に合格して独立したい!そんな「開業社労士」を目標に資格取得を目指す方も多いでしょう。私もその一人…(‘ω’)ノ

ただ、開業社労士といっても実際は様々な働き方があります。

・企業の顧問として手続きや労務管理
・個人を対象に年金の裁定請求代行をメインに取り組む
・社労士としてのセミナー講師
・士業のライター
・社労士資格の予備校・通信講座等の講師

などなど、いずれも独立して仕事をするので呼び名としては「開業社労士」の分類に入るかと思いますが、ここでは一般的な独立開業して社労士を目指すときのことについて…

 




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 最初の壁は”営業”

資格を取って独立開業して最初の壁としては「営業」です。

苦手な方は苦手ですよね…いくら知識があっても自分を売り込むことや、人と人とのコミュニケーションが極端に苦手なのであれば、慣れるまで最初は苦労するかもしれません。

そりゃあ…社労士試験の勉強で営業活動の知識を学ぶことはないので、経験が無い方にとっては当然かもしれません。

最低限の知識は当然必要ですが、私の場合は前職が接客業だったのでとにかく笑顔で対応することで仲良くなる顧客様もいました。そうなれば話しやすいですし、営業もスムーズになります。

基本的に顧客につなげることでお金を稼ぐことになるので、仕事で直結する最も肝心な部分が完全に個人に委ねられることになります。

 

 できればリアルな仕事内容を聞く

「知識が豊富であれば大丈夫」「資格さえ取れればなんとかなる」という考えであれば、開業当初からギャップにやられるかもしれません。せっかく合格できた超難関国家資格も宝の持ち腐れ…

なので、勉強に忙しいとは思いますが、少しの合間に合格後のことも少しずつ考えてみると良いかと思います。

私は最初、良い理想の部分だけが先走ってしまい、苦労する部分をあまり深く考えていませんでした。

勉強の合間に社労士の先生とお話させてもらう機会があって、そこで初めてリアルな仕事内容を聞くことができました。まさに理想と現実の違いを突き付けられた感じです( ゚Д゚)!!

なので、可能なのであればこういった社労士に実際に話を聞くのも良いかもしれません。

 

 

 開業社労士として備えておくべき事

開業したての社労士が備えておくべきこととして、

● 各種手続き

● 労務管理の知識

● 助成金情報

この3つはポイントかと思います。

私も実際に社労士として働いて、想像していた以上に手続きが多かったり、社員やバイトに関する相談を受けたり、助成金の話が目立って挙がりました。助成金なんかは特に、お金の援助があるので経営者にとっては注目します。

企業に必要な法定帳簿、就業規則、労使協定、主要な労働保険の手続き、社会保険の手続き、実際の労務管理が法令と照らし合わせて適切かどうかの指導も必要になります。

手続き関連については、最初は分からないことがあれば年金事務所や労働基準監督署等に電話して聞いてました。意外と丁寧に教えてくれますよ(^^;

1年を通してやるべき手続きのスケジュールも大まかに決まっているので、これをまとめておくと仕事がスムーズになると思います。例えば労働保険概算とか、社保の標準報酬の改定とか、年末調整とか、、、

 

社労士としての知識を実際に仕事の実践に落とし込むことは、勉強とは全く違った観点から行っていく必要があります。

 

先ほど言った助成金なんかは特にそう、

顧客に中小企業がいれば、「雇用関係助成金」に関わる相談への対応も必須となります。特に昨今、新型コロナウイルスの影響もあり、「雇用調整助成金」を中心とした相談が急増しているようです。

しかし、社労士試験では助成金の具体的な手続きについて一切学習することは無いと思います。

名称や概要は知るものの、詳しい手続きや条件は開業後に自分でで知識・ノウハウを習得していくことになります。

更に社労士が扱う法律や助成金については、頻繁に改正が行われます。一度覚えたことも今年は制度が変わっていることもあるので常に最新の情報を知っておく必要があります。

 

 

この点は一般的な社労士としての開業のことですが、いずれにしても社労士試験合格後も常に実務の勉強、最新の知識の習得を続けていくことが必要になります。

日々勉強を続けて経験を積み重ねていくことで、顧客企業ともより深い信頼関係を築いていけるかと思います。

とはいえ、いくら成功事例を挙げてもその通り成功するとも限りません。社労士として独立開業して成功するかは、やはり「やり方次第」…ある意味サービス業的な部分があるので、自分を上手く売り込めるか…という点も大きなポイントとなりそうです。