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令和5年度(第55回)社労士試験の選択式の「健康保険法」の予想解答・各問の難易度・解答方法について解説しています。

 




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【第55回】健康保険法 選択式

健康保険法の選択式問題の予想解答・各問の難易度です。

全体的には普通レベルかと思います。

今年の健康保険法は協会けんぽ業務、高額療養費多数回該当、出産手当金からでした。数字に関する問題が多かったです。

 

【 A 】欄について

難易度:易しい

正解 :⑭ 厚生労働大臣

第5条第2項 (全国健康保険協会管掌健康保険)
全国健康保険協会が管掌する健康保険の事業に関する業務のうち、被保険者の資格の取得及び喪失の確認、標準報酬月額及び標準賞与額の決定並びに保険料の徴収(任意継続被保険者に係るものを除く)並びにこれらに附帯する業務は、厚生労働大臣が行う

 

協会けんぽの業務に関する問題です。協会けんぽの業務のうち、
1.資格の取得・喪失の確認
2.標準報酬月額・標準賞与額の決定
3.保険料の徴収(任意継続被保険者に係るものを除く)
4.1~3の附帯業務は厚生労働大臣が行います。

これは厚生年金保険と一体化しているためです。尚、3にあるように、任意継続被保険者の保険料の徴収は、厚生労働大臣ではなく全国健康保険協会が行うため、論点が変わると注意が注意が必要です。※任意継続被保険者は厚生年金保険に加入していないため

 

【 B・C・D 】欄について

B欄

難易度:易しい
正解 :⑧ 12か月

C欄

難易度:普通
正解 :⑫ 140,100円

D欄

難易度:普通
正解 :⑰ 通算されない

B・C・Dは高額療養費多数回該当の問題です。

高額療養費多数回該当というのは、療養のあった月以前の12月以内に既に高額療養費が支給されている月数が3月以上ある場合の事を言います。

70歳未満で標準報酬月額が83万円以上の場合、高額療養費算定基準額の計算は「252,600円+(医療費-842,000円)×1%」となりますが、多数回該当の場合は140,100円となります。

高額療養費は管掌する保険者が変わった場合、高額療養費の支給回数は通算されません。

 

【 E 】欄について

難易度:易しい

正解 :③ 98

出産手当金からの出題です。

第102条 (出産手当金) 被保険者が出産したときは、出産の日(出産の日が出産の予定日後であるときは、出産の予定日)以前42日(多胎妊娠の場合においては、98日)から出産の日後56日までの間において労務に服さなかった期間、出産手当金を支給する

 

※98日₌14週間の日数です。

 

 基準点引き下げ(救済)について

第55回社労士試験合格ライン各予備校まとめ

健康保険法の基準点引き下げ(救済)の可能性ですが、かなり易しい問題でしたので救済無しの予想です。

通信講座や予備校11社の解答予想を検証したところ、特に健康保険法の救済について言及しているところはありませんでした。

 

 まとめ 3点以上とって得点を稼ぎたい

健康保険法は例年通り数字問題がありました。

内容は基本的な問題でしたので十分3点以上は正解できるレベルです。

Cの高額療養費算定基準額については覚えていないと正解できないかもしれませんが、得点を稼げる科目です。

 

注意点

・解答速報はあくまで予想ですので、本試験の結果の合否を保証するものではございません。正式な解答は2023年10月4日の正式発表をお待ちください。
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください。
・転載・画像のコピー・使用はお断りしております。

 

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