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令和5年度(第55回)社労士試験の選択式の「社会保険に関する一般常識」の予想解答・各問の難易度・解答方法について解説しています。
目次
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【第55回】社会保険に関する一般常識 選択式
社会保険に関する一般常識(以下社一)の選択式問題の予想解答・各問の難易度です。
全体的には普通レベルかと思います。
今年は船員保険法、高齢者医療確保法、確定給付企業年金法、児童手当法、白書からの出題で、幅広く出ました。
数字に関する論点が4問出ました。
【 A 】欄について
難易度:普通
正解 :⑧ 3年
第69条第5項 傷病手当金の支給期間は、同一の疾病又は負傷及びこれにより発した疾病に関しては、その支給を始めた日から通算して3年間とする
船員保険法の「傷病手当金」に関する問題でした。上部の通り解答は3年となります。健康保険法と混同しやすので注意が必要です。こっちの方が長い
【 B 】欄について
難易度:普通
正解 :⑩ 40歳
第20条 (特定健康診査)保険者は、特定健康診査等実施計画に基づき、厚生労働省令で定めるところにより、40歳以上の加入者に対し、特定健康診査を行うものとする…
高齢者医療確保法の特定健康診査からの問題で、年齢を問うものでした。条文の通り40歳以上が解答になります。
【 C 】欄について
難易度:普通
正解 :⑱ 財政の均衡を保つ
第57条 (掛金の額の基準)掛金の額は、給付に要する費用の額の予想額及び予定運用収入の額に照らし、厚生労働省令で定めるところにより、将来にわたって財政の均衡を保つことができるように計算されるものでなければならない
確定給付企業年金法の掛金の額の基準の問題です。こちらも条文の通り、財政の均衡を保つが解答になります。予想でも注目されていたものなので
【 D 】欄について
難易度:普通
正解 :⑬ 10,000円
児童手当法の「児童手当の額」を問う問題でした。自動一人である3歳未満ではなく一人
小学校修了後中学校修了前の児童(中学生)は、一律1か月1万円ですので、D欄は10,000円が解答になります。
【 E 】欄について
難易度:難しい
正解 :② 5.5
白書から、2025年問題に関する出題で、75歳以上の人口比率を問うものでした。
高齢化が更に進行し、「団塊の世代」の全員が75歳以上となる2025(令和7)年の日本では、およそ< E >人に1人が75歳以上高齢者となり、認知症の高齢者の割合や、世帯主が高齢者の単独世帯・夫婦のみの世帯の割合が増加していくと推計されている。
白書対策していないと難しいですが、まず、65歳以上の高齢者は大体28%(約3人に一人)65人~75歳と75歳以上に分けた場合の割合は、大体半々ずつ…「何人に1人」という問いなので〇/100で表す、5.5か7.5で迷うところですが、解答は5.5になります。
正直、計算方法より知っているか知らないか、大体の推測で解答する方も多かったと思います。
ややこしいので捨て問題でも良いかと思います。
基準点引き下げ(救済)について
今年の社会一般の救済の可能性についてですが、各予備校や通信講座11社を調査したところ、いずれも入っていませんでした。
難易度も難しいものではなく、予備校の集計データからも平均点が高いので救済は無いかと思います。
まとめ A・B・Dで3点取れる
社会保険に関する一般常識については、A~Dまで基本的な内容ですので正解しておきたいところです。
Eが白書からの出題で知っているかどうかで正誤が分かれますが、A~Dで得点できれば問題ありません。
つまり捨ててもOKな問題です。※4点取れるレベル
注意点
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