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本試験の問題

社会保険労務士(社労士)試験の合格を目指しているが、実際に本試験ではどのような問題が出題されるのか気になるところですね。

こちらでは、「選択式試験」について本試験で出題された問題を例に、どのような問題が出題されるのか、回答のコツなどをご紹介していきます。

 




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選択式試験の問題例

選択式試験の問題例として、本試験(第47回)で出題された実際に問題をもとに、回答方法や本試験でのコツをご紹介していきます。

以下は、選択式の「労働者災害補償保険法 ※第47回」からの出題された選択式問題です。

 ※長いので省略しています。

 

[問]次の文中の【】の部分を選択肢の中の最も適切な語句で埋め、完全な文章とせよ。

1.労災法施行規則第46条の18は、その作業として農業における一定の作業、国又は地方公共団体が実施する訓練として行われる一定の作業、労働組合等の常勤の役員が行う一定の作業、【 A 】関係業務に係る一定の作業と並び、家内労働法第2条2項の家内労働者又は同条第4項の【 B 】が行う一定の作業(同作業に従事する家内労働者又はその【 B 】を以下「家内労働者等」という)を挙げている。 労災法によれば、【 C 】が、家内労働者等の業務災害に関して労災保険の適用を受けることにつき申請をし………(省略)

2.最高裁は労災法第12条の4について…(省略)…受給権者に対する第三者の損害賠償義務と政府の保険給付義務とが【 D 】の関係にあり、同一の事由による損害の【 E 】をみとめるものではない趣旨を明らかにしているものである旨を判示している

=選択肢=
①委託者       ②委託者の団体
③移転        ④医療
⑤請負的仲介人    ⑥介護
⑦家内労働者等の団体 ⑧減額
⑨在宅労働者     ⑩使用人
⑪相互補完      ⑫仲介人
⑬重複        ⑭独立
⑮二重填補      ⑯福祉
⑰並立        ⑱保健
⑲補助者       ⑳立証

※正解は後記にあります。

 

 選択式試験の形式

上記のように基本的に選択式試験は、

“各科目の一部の記述があり、A~Eの5つの空欄を選択肢の中から正しいものを選ぶ”

という形式の試験です。

完全記述式だと厳しいですが、分からない場合でも選択肢があるので正答できる可能性は十分あり得ます。

本試験の出題問題例を記載していますが、実際は結構長い文章で、選択肢は20個あります。

また、問題の指示は、

「①~⑳の中から選択せよ」だけでなく、

「【 A 】は次の①から④までのどれか 【 B 】は次の①から④のどれか」

という形式もあります。

いずれにせよ、正しい文章を完成させる必要があるので、全体はもちろんですが、前後の文章を正しく理解する必要があります。

 

ちなみに、先ほどの選択式問題の解答は、

「 A 」⇒ ⑥
「 B 」⇒ ⑲
「 C 」⇒ ⑦
「 D 」⇒ ⑪
「 E 」⇒ ⑮

が正解です。

 

 時間配分について

選択式試験の時間は、1時間20分(80分)です。

択一式と比べると短いです。

全部で8科目あり、各5問の40点満点です。

つまり、1科目に掛けられる時間は“10分”です。

更に各科目に5問の選択が必要なので、1問の選択肢に対して掛けられる時間はわずか“2分”です。

加えて、選択肢から選ぶ時間、マークシートを記述する時間も必要になります。

「いやいや、忙しいって…」と思うかもしれませんが、択一式試験と比べると時間が余りやすいです。

なぜなら、問題の文章を理解できれば、あとは当てはめるだけなのでスラスラと回答が進みやすいからです。

 

 

 本試験における選択式の攻略ポイントは”正確性と計画性”

択一式試験ではスピードを重視しますが、選択式では時間が余る可能性があるので正確性を重視しましょう。

中には簡単な問題もあれば、難問もあります。

この難問に時間を使い過ぎるのはリスクが高いので、分かる問題から回答していくのがベストです。

更に言うと、試験開始後は一度全部の科目をサラっとみて、「得意そうな科目」「回答できそうな科目」「見たことある文章の科目」からスタートさせるのがポイントです。

つまり、100%分かる・間違いない問題や、ある程度自信がある問題を先にやってしまい、ちょっと考える必要がある問題の時間を確保します。

 

社労士試験は各科目の合格基準点を満たす必要があるので、1科目でも落とすことはできません。

選択式試験については、わずか1点で泣く方も多いので、自信が無い問題や難問に対してきちんと考える時間を作ることが重要です。

 

私の場合、以下の手順で選択式試験に挑みました。

1.全体をチェックして簡単そうな科目から始める

2.一度全部やってみて、100%自信がある、ある程度自信がある問題はマークシートに書き込み、分からない問題等は一旦スルーしておく

3.自信がある問題を総合的にチェックして完璧かどうか確認する(二度と戻ってこない)

4.自信が無い問題をじっくりと考える

5.自信が無い問題を全て回答してみて、自信ありと合わせて確実に3点取れるかどうか確認する

6.3点取れる自信が無い科目があれば、最終的にその科目に時間をかける

といった流れです。

当然、これでも分からないものは分からないですが、全科目に対して使う時間のバランスが最も良くなるはずです。

こういった計画性を持つことで、自分の持っている知識を効果的に発揮することができます。

3点以上取れそうな科目に難問があったとしても、他の科目が3点未満の心配があるなら一旦捨てるのも方法のひとつです。

 

まとめ

ということで、社労士試験の選択式問題について解説してきました。

選択式は択一式と比べて時間を使いやすいですが、一つひとつの正確性が重要です。

1問に対して5問しかありませんが、少ない分、1問に対する重要性は大きいものです。

過去問をやっているからといって、”慣れ”で力を付けることが難しいのが択一式との大きな違いかと思います。

計画的な戦略を立てて、正確性を重視してチャレンジしてください。

 

択一式の問題についてはこちらをチェックしてください

 

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