令和4年度（第54回）社労士試験 受験手数料の返還※コロナ関連により受験できなかった方が対象

昨年に続き、令和4年度（第54回）社労士試験において、新型コロナウイルスに感染された方、濃厚接触者、海外から入国して自宅待機が解除されていない方、試験当日に体調不良や感染等の理由により受験できなかった方は、必要書類を提出することによって受験手数料の返還ができます。

ここでは受験手数料の返還対象者、必要書類、申請までの流れ、書類の書き方、留意事項等についてまとめています。

 

 令和4年度（第54回）社労士試験 受験手数料 返還について

 対象者

① 新型コロナウイルス感染症に罹患し、退院または宿泊療養等の解除が認められていない方

② 医師又は保健所等から濃厚接触者に該当するとされ、自宅待機の解除が認められていない方

③ 海外から入国し、検疫所が指定した施設または自宅等での待機の解除が認められていない方

④ 試験当日、発熱(37.5 度以上)や、息苦しさ（呼吸困難）、強いだるさ（倦怠感）、咳を繰り返すなどの体調不良がある等コロナ感染症の感染の疑いがある方

昨年同様、新型コロナウイルス感染症関連で上記の対象者は返還の措置があります。

 

 返還される額

返還される額は、受験手数料から振込手数料を差し引いた額が指定の口座に振り込まれます。

 

 必要書類

① 受験手数料返還申請書（返還様式1）

② キャッシュカードもしくは通帳のコピー

③ 診断書等の証明書類

 

【キャッシュカード・通帳のコピーについて】

キャッシュカードもしくは通帳のコピーは、⾦融機関名、⽀店名、預⾦種別、⼝座番号、⼝座名義が分かるようにコピーします。

原則は受験申込者本⼈名義の⼝座を記⼊しますが、事情があり⼝座名義と受験申込者⽒名が異なる場合は、返還様式1に理由を記⼊します。

【診断書等の証明書類について】

【対象者①】新型コロナウイルス感染症に関する検査結果（陽性）が分かる文書等の写し（試験日前2週間以内の日付のものに限る）My-HER-SYSで取得した療養証明書の写し等を提出します。

【対象者②】保健所等から濃厚接触者に該当すると連絡があった際に提示された文書の写し（試験日前後1週間以内の日付のものに限る）又は受験手数料返還申立書（返還様式2）

【対象者③】
入国時の検疫手続きで記入した健康カードの写し（検疫官の署名があるものに限る）又はレジデンストラックで入国した際に検疫所に提出した誓約書の写し

【対象者④】試験日後に感染が確認された場合は対象者①の文書等の写し（診断年月日又は検査日が試験日後1週間以内の日付に限る）、それ以外の場合は受験手数料返還申立書（返還様式3号）及び医療機関発行の明細書の写し（受診日が試験日前後1週間以内の日付に限る）

 

 返還書類の書き方

 返還様式１号の書き方

返還様式1号は返還希望するすべての方が提出します。

・提出の日付を記入
・氏名、受験番号、住所、電話番号を記入（受験番号は受験案内や受験票に記載されている9桁の数字です）
・受験できない理由にチェック（上記解説した4パターンより）
・振込先口座情報を記入（名義はカタカナと漢字で記入）※振込口座情報に誤りがあると振込されないのでご注意を

 返還様式２号の書き方

この書類は対象者②（濃厚接触者に該当している方）が使用する書類です。

・提出の日付を記入
・氏名、受験番号を記入
・保健所の情報等を記入（保健所等の名称、連絡先、濃厚接触者として連絡があった日、保健所の担当者名、コロナ検査の実施日、健康観察期間）

 返還様式３号の書き方

今年度から新たに加わった様式です。

この書類は対象者④（試験当日に感染の疑いがある方）が使用する書類です。

・提出の日付を記入
・氏名、受験番号を記入
・試験当日の情報等を記入（試験当日の具体的な症状、医療機関受信日、医療機関の名称、診療科、連絡先、診断結果、担当医の氏名）

 

 書類の入手方法

社労士試験オフィシャルサイトよりダウンロード・印刷ができます。↓↓

＞第54回（令和4年度）社会保険労務士試験に係る受験手数料の返還について

 

 提出期限・提出先

【提出期限】令和4年 9月 30日(金)　消印有効

【提出先】〒103-8347 東京都中央区日本橋本石町３－２－１２ 社会保険労務士会館 5 階　全国社会保険労務士会連合会 試験センター 受験手数料返還係

 

 提出方法

必要書類をまとめ、封筒に入れて必ず簡易書留で郵送します。

※ポスト投函NG

 

 返還に関するお問い合わせ先

全国社会保険労務士会連合会 試験センター

電話 03-6225-4880（9：30～17：30 土日祝日は繋がらない）

 

 留意事項

● 必要書類到着後に審査が行われ、確認ができた方から順に受験手数料の返還が行われます。

● 必要に応じて電話照会等が行われる場合があります。

● 申請書確認から返還までに約2ヶ月程度かかります。

● 受験手数料は申請書に記載された金融機関口座へ、振込手数料を差し引いた額が返還されます。

● 振込の開始及び終了については、 社労士試験オフィシャルサイトで案内があります。マメにチェックしておきましょう。

● 個別のお振込み日につきましては照会できません。

● 申請したが振込みがない場合、社労士試験オフィシャルサイトで案内予定の振込完了のお知らせを確認の上、社労士試験センターへお問合せを行いましょう。（全国社会保険労務士会連合会 試験センター電話 03-6225-4880　平日9：30～17：30）

 

 まとめ

この返還請求は、新型コロナウイルス感染症の陽性者、濃厚接触者、海外から帰ってきて自宅待機中の方、試験当日体調が悪い方が対象で、特例として受験手数料が返還されます。

期限は9月30日まで、返還まで約2ヶ月と昨年より時間が掛かるかもしれませんが、対象の方は忘れずに手続きをしておきましょう。

手続きき自体はとても簡単、必要書類を送ればOKです。

社労士試験オフィシャルサイトもチェックしてみてください。

＞社労士試験オフィシャルサイト

 

毎年高い合格率の社労士講座フォーサイト
2023年度対策がお得な価格！詳しくは公式へ↓↓