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ここでは令和4年度(第54回)社労士試験【選択式】の予想合格基準点・救済の可能性・各科目の難易度や講評についてまとめています。
正式な合格発表は2022年10月5日ですが、それまでの合否判定の参考にしていただければと思います。
目次
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第54回社労士試験【選択式】予想合格ライン・救済の可能性・難易度・講評
全体像
今年度の選択式試験については、労働保険科目はやや難しいレベル、社会保険科目は比較的得点しやすかったといえます。
前年と比べると、前回の労一のような奇問難問のような極端に難しい問題はありませんでしたが、易しい問題というのも少なかったと思います。
また、事例的な問題や長文で読ませる問題、計算問題が多く、全体的に疲れる選択式試験で、空欄を見ても即答が難しいものが多く思考力と時間を使うという点でなかなか前に進みにくかったかと思います。
とはいえ、全体的なレベルは例年と大差ありませんので、受験生に大きな差が無ければ合格基準点は25点前後と予想します。
合格基準点【予想】
合格基準点については、25点前後と予想
各科目の難易度【予想】
■ 労災・労一:やや難しいレベル
■ 労基労衛・雇用・社一:普通レベル
■ 国年:易しい~普通レベル
■ 健康・厚年:易しいレベル
と予想しています。
基準点の引下げ(救済)の科目【予想】
今回は救済無しの予想が各所で言われていますが、あるとすれば社一、次いで労一、更に可能性は低めですが労災や雇用を予想しているところもあります。
受験生の正答次第では2点に引き下がる可能性がありますが、さすがに1点まで下がることは無いかと思います。
各科目の講評【選択式】
労働基準法・労働安全衛生法
予想レベル:普通
労働基準法は近年の傾向通り、判例の問題が出題されました。Aは択一式でも出題実績があるため正解しておきたいところ…B・Cが長い語句が空欄になってるためやや難しかったと思います。労働安全衛生法は簡単だったので、D・Eは確実に取りたいところです。
救済の可能性:救済の可能性は低い
ポイント:A・D・Eで3点確保、B・Cが長文なので難しい
労災保険法
予想レベル:普通~やや難しい
労災保険法については、Aが障害補償給付の加重と併合繰上げを組み合わせた問題で難しいレベルでした。BもA関連で支給額算定の数式を覚えていなかった場合は正解するのが難しかったでしょう。問題文2は判例問題ですが、過去に択一式でも出題実績があるため正解しておきたいところ…なのでC・D・Eで3点を何とか確保したいところですが、A・Bの正答率によって基準点の引下げ(救済)の対象になるかもしれません。
救済の可能性:A・Bの正答状況によっては救済の可能性あり
ポイント:A・Bは難しい、C・D・Eで3点とっておきたい
雇用保険法
予想レベル:普通
雇用保険法は数字関連が出題されました。これはお決まりになっているのか…Aは行政手引からの出題で、応用力があれば正解できるレベルです。Bはレベル的には普通…Cは正確に覚えていない受験生もいたと思うので、正誤が分かれるところです。Ⅾの事例問題もそれほど難しくなく、Eは基本的な問題でした。3点以上は確保できるレベルなので、基準点の引下げ(救済)の可能性は低いかと思います。
救済の可能性:救済の可能性は低い
ポイント:A・B・Eで3点確保
労務管理その他の労働に関する一般常識
予想レベル:普通~やや難しい
労務管理その他の労働に関する一般常識については例年より得点しやすいレベルでした。問題文1は障害者雇用に関する問題で、A・Bは基本的な問題なので確実に正解しておきたいところです。Cが難しく、知らない受験生も多いと思いますので正解率が悪いかもしれません。D・Eは判例問題で、文脈と選択肢から正しい選択肢を選べなくはないですが、Eは労働契約法の規定と混同しがちなので間違った方も多いかもしれません。A・Bは取れてもC以降、正解できなかった方の割合によっては基準点の引下げ(救済)があるかもしれません。
救済の可能性:C・D・Eの正解率によっては救済の可能性あり
ポイント:A・Bは確実に、できればDで3点確保したいところ
社会保険に関する一般常識
予想レベル:普通
社会保険に関する一般常識については、Aはマイナーな分野の統計問題でしたので間違えた方も多いと予想します。Bもあまり注目されないところだったので難しいレベルでしょう。C・D・Eは法令からの基本的な出題でしたので、このあたりで3点は確保したいところです。各社の集計データでは正答率が悪いため救済の可能性があります。
救済の可能性:救済の可能性あり
ポイント:A・Bは難しいがC・D・Eで3点取れるレベル
健康保険法
予想レベル:易しい
健康保険法は例年通り数字問題がありました。空欄になったところも過去に出題実績があったり、かなり基本的なものだったので確実に正解したいところです。Eも提出先に関する問題ですが簡単なレベルです。高得点を狙える易しい問題でしたので得点を稼ぎたいところです。基準点の引下げ(救済)はないでしょう。
救済の可能性:救済の可能性はかなり低い
ポイント:A~Eまで易しい問題のため確実に正解して高得点を狙いたい
厚生年金保険法
予想レベル:易しい
厚生年金保険法は改正や事例などの統合力を試される問題でした。Cは事例問題でやや難しいレベルでしたが、、その他の空欄は基本的な内容でした。高得点を狙える科目で救済の可能性は無いかと思います。
救済の可能性:救済の可能性はかなり低い
ポイント:Cは難しいがその他で4点とれる
国民年金法
予想レベル:易しい~普通
国民年金法も厚生年金保険法と同様、いずれも基本的な内容でした。もしかすると、Cを知らなかったり、Dは選択肢が長いので間違えた方もいるかもしれません。3点以上は取れるレベルなので、基準点の引下げ(救済)の可能性は低いでしょう。
救済の可能性:救済の可能性はかなり低い
ポイント:C・D以外で3点以上確保
以上、第54回社労士試験選択式の合格基準点や救済予想、各科目講評まとめでした。
科目別の詳しい考察などは後日更新していく予定です。
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