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第54回社労士試験択一式予想まとめ

ここでは令和4年度(第54回)社労士試験【択一式】の予想合格基準点・救済の可能性・各科目の難易度や講評についてまとめています。

正式な合格発表は2022年10月5日ですが、それまでの合否判定の参考にしていただければと思います。

解答速報についてはこちらで公開中

第54回社労士試験 選択式試験の講評はこちら

 




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 第54回社労士試験【択一式】予想合格ライン・救済の可能性・難易度・講評

 全体

第54回社労士試験択一式は、極端に難しい問題は見当たらず国民年金法でも事例問題が無かったことは得点につながるポイントです。

総合的に見て前年度より得点はし易かったのではと思います。

労働保険科目はやや難しい感じがしますが、社会保険科目は易しいレベルでしたので総合得点は稼ぎやすかったでしょう。

また、昨年はページ数が過去最高(68ページ)でかなりボリュームがありましたが、今年は64ページと減りました。

そのため前年度(45点)より基準点が下がる可能性は低く46点あたりになる可能性があります。

 

 合格基準点【予想】

合格基準点については、問題のレベルから見ると昨年度(45点)より下がる可能性は低く、46点以上と予想します。

 

 各科目の難易度【予想】

第54回社労士試験択一式科目別難易度

■ 一般常識(労一/社一):難しい普通

■ 労災:普通~やや難しい

■ 労基労衛・雇用・健保:普通

■ 厚年・国年:易しい

と予想しています。

 

 基準点の引下げ(救済)の科目【予想】

科目別の基準点の引下げ(救済措置)については、全体的に4点以上確保できるレベルなので、救済無しの予想です。

もちろん、正答状況によりますが、救済があるとすれば一般常識(労一・社一)が候補です。(4点 ⇒ 3点)

 

 各科目の講評【択一式】

 労働基準法・労働安全衛生法

予想レベル:普通

労働基準法は例年通り、通達や判例の出題が目立ちましたが、過去に出題されたものや基本的な知識で解ける問題が多かったため、それほど難しいレベルとはいえません。全体の難易度としてはバランスが良い構成です。問6は難しいレベルですがそれ以外で得点を稼げます。特に問1・問2は確実に正解したいところ…労働安全衛生法については、問9が難しいですが、問8・問10は正解できるレベルかと思います。

労基・労衛では7点前後は確保したいです。

救済の可能性救済の可能性は低い

ポイント:問6・9は難しいがそれ以外で得点を稼げる(7点前後とりたい)

 

 

 労災保険法(徴収法)

予想レベル:普通~やや難しい

労災保険法は事例・認定基準などの問題が多く、問7は新しい形式の問題でした。普通レベルの問題が無く、易しいと難しいが両極端な感じでした。問1は改正された認定基準から、問4~6は事例問題、問7が「再発の定義」と難しい問題が多く、苦労した受験生が多いと思います。労災の問3は基本問題ですので確実に正解、それ以外はやや難しいですが、過去に出題された実績がある事例もあるので、過去問を中心に対策していれば正解できたでしょう。徴収法からは基本的な問題が多く3問すべて正解できるため、トータルで5点以上確保できれば良いかと思います。

救済の可能性救済の可能性はやや低め

ポイント:労災で2~3点、徴収法で3点を取り、何とか5点以上は正解したい

 

 

 雇用保険法(徴収法)

予想レベル:普通

雇用保険法は細かい論点の問題もありますが、全体的には普通レベルかと思います。基本的な知識で正解できる問題がほとんどでした。問1は改正内容、問3と問5を確実に正解したいところです。徴収法の3問もそこまで難しくないので、3問取りたいところ…雇用保険法のトータルで7点以上は取り、得点を稼ぎたい科目です。

救済の可能性救済の可能性は低い

ポイント:雇用法の問1・3・5は確実に、徴収法とあわせて7点以上欲しい

 

 

 一般常識(労一・社一)

予想レベル:難しい普通

労務管理その他の労働に関する一般常識は、法令等2問、労働経済が3問と労働契約法等の出題がありませんでした。労働経済の中でも就労条件総合調査は過去に何度も出題されている分野なので、統計対策がしっかりできていれば問2は正解できるかと思います。その他、問1の労働経済、問3問4の労働関係法規は難しい問題だっため、ここは間違えてもしょうがないかと思います。問5は難しくはないので、問2と問5で2点取れれば何とかOKでしょう。

社会保険に関する一般常識はすべて法令に関する問題で、全体的に正解しやすいレベルです。労一とは逆ですね。5問中、最低でも3問以上は正解したいところです。択一式の一般常識科目は社一で稼がないと労一の正答状況によって4点に達しない可能性があります。なんとか社一で取りましょう。

全体的に、問1~問4(労一)はかなり難しい問題でしたが、問5~問10では比較的易しい問題が目立ったので、労一で最低1点、社一3点以上のトータル4点以上とれればと思います。

 

救済の可能性労一は難しいが社一でカバーできるので可能性としてはやや低め

ポイント:労一の問5で最低1点以上、社一で3点以上確保

 

 

 健康保険法

予想レベル:普通

健康保険法は全体的に普通レベルでしょう。例年通り通達や事務連絡の内容が出題されています。これまでに見たことのない論点の選択肢もありましたが、それ以外では問2・問10のように出題実績があるものや基本的な内容の問題が多くありました。選択肢として2つまで絞れるがそこから決めきれないという問題も多かったのではないでしょうか。得点を稼げる科目とはいえませんが、6点以上は正解しておきたいところです。

救済の可能性救済の可能性は低い

ポイント:難問も含まれるが、6点以上はとれるレベル

 

 

 厚生年金保険法

予想レベル:易しい

厚生年金保険法は基本的な内容の問題が多く、高得点を狙える科目です。問5問7は正誤の判断に迷うかもしれませんが、それ以外で8点以上とれるレベルです。問9は改正事項の誤りのみで正解することができます。もしかしたら満点という方も多いのでは?

救済の可能性救済の可能性はかなり低い

ポイント:全体的に簡単なレベルで高得点を狙える、8点以上とりたい

 

 

 国民年金法

予想レベル:易しい

国民年金法は事例問題が良く出題されますが、今年は複雑な事例の出題がありませんでした。そのため、難易度としては易しいレベルです。問2以外は基本的な問題でしたので高得点も狙えますが、長文問題があったので、得意不得意で差が出る可能性があります。とはいえ、6~7点は確保したいところです。

救済の可能性救済の可能性はかなり低い

ポイント:ややこしい事例問題が無く得点を稼げる科目、6~7点以上はとりたい

 

以上、第54回社労士試験、択一式の予想合格基準点、救済の可能性、難易度、講評まとめでした。

科目別の詳しい考察などは後日更新していく予定です。

 

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注意点

・講評等はあくまで予想ですので、本試験の結果の合否を保証するものではございません。正式発表は2022年10月5日の発表をお待ちください。
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください

 

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