本記事はプロモーションを含みます

社労士試験には原則の合格基準があり、受験者の正答状況などによって毎年「補正」が行われます。

なので、具体的に「選択式は○点以上 択一式は○点以上」と明確に決められているわけではありません。

合格基準点の考え方については以下でも詳しく解説しています。

社労士試験の合格基準点はどう決まる?原則・補正や救済の条件・第53回試験の照らし合わせ

明確な合格点が分かりにくい社労士試験ですが、ある程度のラインは予想されています。

ここでは社労士試験は何点以上とれば合格に届くのかについて…

 




スポンサーリンク


 原則の合格基準と補正について

合格基準点には原則があり、正式に公開されています。

社労士試験の合格基準点

過去の合格基準の動向や他の試験制度の現状を考慮し、上記のような原則があります。

 補正について

この原則となる合格基準点の考え方を基に、毎年補正が行われています。

補正は大きく、総得点と科目別に分けられます。

総得点の補正については、選択式、択一式それぞれの総得点について、

① 前年度の平均点との差を小数第1位まで算出し、それを四捨五入し換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする

② ①によって上下させた際、四捨五入によって切り捨て又は繰り入れされた少数点第1位以下の端数については平成13年度以降累計して̟̟±1点以上になった場合は合格基準点に反映

③ 科目別の合格基準点引き下げが2科目以上行ったことにより、例年の合格率と比べて概ね10%高くなるときは、試験の水準維持を考慮して合格基準点を1点足し上げる

まぁこれだけ見ても分かりにくいですが、上記①~③のルールに基づいて総得点を微調整していきます。これが総得点の補正、

そして各科目の合格基準点については、

受験者の占める割合が、5割に満たない場合は合格基準点をが補正されます。いわゆる救済科目ってやつです。

補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合等は補正なしという例外もありますが、科目別の補正は受験生の得点状況で判断されることになります。

つまり、社労士試験は原則の合格基準をベースにし、毎年難易度や正答状況に応じて基準が変動します。

受験する側にとってはありがたいルールですが、明確な目標得点を定めにくいという点もあります。

 

 合格ラインの最低ラインはどれくらい?

で、結局どれくらいの得点を取れば「安心ライン」なのかというと、7割正答です。

原則となる合格基準点はかなり高めに設定されています。毎年、いまのところ原則の合格基準より合格基準点が高くなることはありません。

例えば、第53回社労士試験だと、

・原則の択一式の合格ラインは49点以上ですが、第53回の合格ラインは45点以上です。ただし、各科目の4点以上は原則ラインのままですのでご注意を

・選択式も原則だと28点以上ですが、第53回の合格ラインは24点以上です。選択式の場合は科目別の補正が行われやすいので、各科目の基準点が異なる可能性がありますが大半は3点以上です。

択一式も選択式も、原則のラインは70%以上の正答が求められています。

原則のラインより合格ラインが高くならないということは、原則の合格基準点を目指せば確実に合格に届きます。

つまり!めざすべき社労士試験の合格得点は、

●70%以上の正解(択一式は49点以上 選択式は28点以上)

●科目別は択一式が4点以上 選択式は3点以上

この2つの条件をクリアすれば合格できます。

特に選択式は、毎年何が救済!?と話題になり、合格発表までドキドキハラハラで運任せになってしまうケースも珍しくありませんが、目指すべき目標を救済ありきで考えるのではなく、7割以上の得点と科目別基準点をクリアするということを目標に設定しましょう。

 

7割以上を確実に取れる試験対策が必要になるので、完全独学では不安ですね。

社労士試験は広い範囲の中から出題されるポイントを絞った学習が必要不可欠になるので、やはり予備校や通信講座のの力を借りるのが得策です。

当サイトでは私の経験から、毎年高い合格率の社労士通信講座フォーサイトを推奨しています。

次の社労士試験を目指す方は検討してみてください♪

社労士講座フォーサイト
高い合格率で効率良く合格を目指す
詳しい教材・価格・申込は公式へ↓↓