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ここでは社会保険労務士試験の出題科目・出題形式などについて解説しています。
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社労士試験の科目・出題形式
試験科目は法律で定められている
実は社労士試験の出題科目は「社会保険労務士法第9条」で定められています。
社会保険労務士試験(社会保険労務士法第9条)
第9条
社会保険労務士試験は、社会保険労務士となるのに必要な知識及び能力を有するかどうかを判定することを目的とし、次に掲げる科目について行う。
一 労働基準法及び労働安全衛生法
二 労働者災害補償保険法
三 雇用保険法
三の二 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
四 健康保険法
五 厚生年金保険法
六 国民年金法
七 労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識
上記のように規定されていますが、具体的には「社会保険に関する一般常識」という科目も入ってきます。
法律の規定なので、大きな法改正でも無い限り、恐らく出題科目に変更はありません。
具体的な出題科目は10科目
法律上ではいまいちピンとこないと思いますので、具体的な出題科目としては以下の通りです。
・労働基準法
・労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法
・雇用保険法
・労働保険の保険料の徴収等に関する法律(徴収法)
・労務管理その他の労働に関する一般常識
・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法
・社会保険に関する一般常識
このように、全部で10科目の学習が必要になります。
大きく分けると、青文字が労働保険科目、赤文字が社会保険科目です。
選択式科目と配点
・労働基準法及び労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法(徴収法含む)
・雇用保険法(徴収法含む)
・労務管理その他の労働に関する一般常識
・社会保険に関する一般常識
・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法
全部で8科目に分類され、1科目あたり5つの問題(1点)5点×8科目で40点満点の試験です。
「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」(※徴収法)から独立した出題はありません。
ちなみに、平成22年度以降、選択式試験で徴収法からの出題は無いと示され続けています。この先も無いかもしれませんが、念のため毎年確認は必要かと思います。
択一式科目と配点
・労働基準法及び労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法(徴収法含む)
・雇用保険法(徴収法含む)
・労務管理その他の労働に関する一般常識/社会保険に関する一般常識
・健康保険法
・厚生年金保険法
・国民年金法
全部で7科目に分類され、1科目あたり10個の問題10点×7科目で70点満点の試験です。
択一式の「労働者災害補償保険法」及び「雇用保険法」は、各10問のうち問1~問7が「労働者災害補償保険法」及び「雇用保険法」から出題され、問8~問10の3問(計6問)が徴収法から出題されます。
択一式試験でも徴収法から独立した科目はありませんが、出題されるので学習はマストです。
出題形式について
試験の出題形式などは毎年4月中旬ごろ公開されますが、近年は大きな変化はありません。
「選択式」「択一式」と2つの試験があり、それぞれの出題科目と出題数が示されています。
解答は記述ではなく、選択式も択一式もマークシート形式です。問題を読み、正しい番号をマークしていくという試験です。
次回の第55回(令和5年度)社労士試験の詳細は令和5年4月中旬ごろに社労士試験オフィシャルサイトで公示予定です。
【選択式】
選択式試験は、1科目に5つの空欄があり、選択欄から正しい番号を選ぶ試験です。
迷うような似た選択肢が大体4つくらい存在するので、正確に覚えておかないと本番で混同することもあります(^^;
1科目につき、たった5問しかないのでピンポイントでの対策は難しいでしょう。
択一式とあわせて出題実績の高いところを中心に対策したり、科目ごとにこれまでの出題傾向を探っておいた方が良いです。
例えば労働基準法/労働安全衛生法は判例問題が毎年出る、雇用保険法では数字問題が多いなど
【択一式】
択一式試験は、1問につき大体5肢の文章があり、「この中で正しいのはどれか」「誤っているものはどれか」というのを選ぶ問題です。
正しいものをマークしますが、最近では「正しい組み合わせ※アとウ等」といった問題もあります。
法改正の内容も良く出題されるため、最新の情報収集はマストです。
ですが、過去に出題された問題が繰り返し出る傾向にあるので、過去問での対策をオススメします。
全く同じ問題でなくても、周辺箇所の論点を入れ替えて出題されるケースも多いため、出題頻度の高い分野を中心に学習を進めていくと効率が良いでしょう。
試験情報の収集もお忘れなく!
毎年、4月中旬に社労士試験オフィシャルサイトにて試験内容の詳細が公開されますので、正式な発表を見逃さないようにしましょう。
恐らく!これまでの出題内容が続くと思いますが、平成12年度には記述式が変わったり、平成22年度から選択式試験で徴収法の出題が無くなったりと、何かしらの変化がある可能性もゼロではありません。
当サイトでも最新の試験情報をお知らせしていますが、学習の片隅に、試験情報の収集も忘れないようにしましょう。
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