社労士試験（10科目）の学習順

 

社労士試験は全10科目ありますが、科目同士が関連しあったり、類似規定も登場します。

つまり、学習の順番によって効率良く進めることができるので、これから始める方は事前に決めておくと良いでしょう。

独学での市販教材、通信、予備校など学習スタイルや教材は様々ですが、基本的には

・最初は労働基準法⇒最後は厚生年金

・最初に主要8科目⇒最後に一般常識2科目

大体どちらかのパターンになります。

ただ、実際には年金からスタートした方や、最もボリュームが少ない徴収法から、苦手な科目から、、、という受験生もいますが、あくまでこれは「受験経験者」です。

初めて社労士試験の学習をする方は、絶対的に上記の順番で進めていった方が効率が良いかと思います( ﾟДﾟ)！

 

 社労士試験（10科目）の学習順

社労士試験は全10科目ありますが、科目同士が関連しあったり、類似規定も登場します。

・労働基準法
・労働安全衛生法
・労災保険法
・雇用保険法
・徴収法
・労務管理その他労働に関する一般常識

・健康保険法
・国民年金法
・厚生年金保険法
・社会保険に関する一般常識

上記は色分けしていますが、赤色が労働関連法、青色が社会保険関連法です。

つまり、社労士試験の科目は大きく2つに分類できます。

 

 なぜ順番によって効率が良いのか

なぜ順番が良いのか…ですが、冒頭にも言った通り、各科目が関連しあっているので理解が進みやすいからです。労働保険関連だと…

• 労働基準法で労働関連法の基礎を学び…
• 労働安全衛生法で働く場所の具体的なルールを学び…
• 労災保険法と雇用保険法で労働者の権利補償、救済を学び…
• 徴収法で労災・雇用の保険料徴収について学ぶ

このように、基礎から保険料徴収まで順番に学ぶことができます。

なのでいきなり労災や雇用からスタートしても、初学の方は理解が難しくなります。

社会保険科目同様で、健康保険法から始まりますが、歴史が古い法律から学び、年金制度のベースとなる国民年金から年金制度の2階部分となる厚生年金保険へと学びを進めていけるようになっています。

どういった順番で進めていけば良い？という事に対しては、上記の順が最も効率が良いと思います。

 

 王道の順序

王道スタイルと言われるのが、

・労基→安衛→労災→雇用→徴収→労働一般

・健保→国年→厚年→社会一般

この順ですが、特に初めて受験される方にとっては効率良く学べる順であることは間違いないでしょう。

大きく、労働保険科目と社会保険科目の2つに分類されますが、それぞれが順序立てて理解を深めていける方法が、標準的なカリキュラムとされる前述の学習順となります。

 

 一般常識を最後にやるパターン

そしてもう一つのパターン、一般常識2科目（労働一般・社会一般）を最後にもってくる順序です。

実は私もこの順でした。

つまり、

労働保険科目⇒社会保険科目⇒一般常識科目

この3つに分類して学習を進めていくスタイルになります。

具体的には、

・労働基準法
・労働安全衛生法
・労災保険法
・雇用保険法
・徴収法

・健康保険法
・国民年金法
・厚生年金保険法

・労務管理その他労働に関する一般常識
・社会保険に関する一般常識

私がこれにした理由として、

・労働白書統計など、テキスト以外から情報収集が必要になるため

・後半に一般常識に特化した専用テキストで強化するため（通信でも一般常識対策としてまとめられているため）

・それぞれの一般常識以外の科目は基本となっているため、知識が混同しないため

一般常識科目は白書なども含まれるため広範囲に及びます。

対策が難しい一般常識は専用テキストや通信講座の単科講座で対応するなど、何等かの対策が必要になるかと思います。※白書は概要版も活用しましょう。

 

 最初は立ち止まらず進めていく

繰り返しですが、初めて受験の方は上記どちらかの順序で進めていきましょう。

どちらも順序で進めていくか、最初に決めておくとスムーズです(^^)

どちらの順であっても、分からないところがあっても立ち止まらず、最初はどんどん進めていくことが重要です。

関連しあっている科目もあるので、他方との関連性で理解できるところも出てきます。

まずは順を決めて、広く浅く進めていき、基礎が固まってきてからに苦手分野や分からないところの集中学習に入る方が効率が良いでしょう。

以上、参考までに

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