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ここでは過去20年間【平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)】の社労士試験択一式の、合格基準点の総得点・基準点引き下げの救済科目・今年度の予想についてまとめています。
これから社労士試験を目指す方、リベンジの方も過去のデータを参考にしてみてください。
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過去20年間(平成16年~令和5年)社労士試験 択一式の合格基準点・救済科目
合格基準点【総得点】
過去20年間、平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)社労士試験の択一式の合格基準点まとめています。
社労士試験は毎年受験生の正答状況等を勘案し、合格基準点が変動します。上位の約7~9%が合格するという相対的な合格基準となっています。トータルの合格基準点以外に、各科目の基準点もすべてクリアする必要があるため、総合得点で50点でも1つの科目が3点以下だと不合格となります。
過去20年間での最低合格基準点は41点、最高合格基準点は48点となっており、その差は8点もあります。
ただ、48点だったのは約15年前の試験になるので、もう少し直近(10年以内)を見ると、最高が46点となっています。更にここ5年以内だと43~45点をうろうろしている感じ…
20年間での合格基準点の平均点は45点以上となっているので、最低でも45~46点以上が必要になります。
また、70問中45~46点なので、大体64%以上の正答率で合格ということになります。
7割以下の正解でも合格できるのは意外に思うかもしれませんが、過去のデータからみるとそうなります。
救済科目
過去20年間(平成16年~令和5年)社労士試験の択一式の救済科目をまとめています。
各科目4点以上が合格条件ですが、受験生の正答状況等によって基準点引き下げ(4点⇒3点)が行われることがあります。※2点救済はありません
ただ、選択式と比べると、非常に少ないことが分かります。選択式では約3割の確率で何等かの科目が救済になっていますが、択一式の場合はわずか7%です。
直近で見ると、平成29年度以来、6年連続で「択一式は救済無し」が続いています。
ここ20年間で救済があったのは5年度のみです。
救済科目数は労働保険が4科目、社会保険が6科目、
回数は少ないですが、中でも一般常識と厚生年金がもっとも多くなっています。
- 3回:一般常識・厚年
- 2回:国年
- 1回:労基労衛・健保
今年の合格基準点・救済はどうか?
令和6年度社労士試験択一式の合格基準点ですが、昨年(45点)より明らかに難易度が高かったため、今年は下がって43~44点と予想しています。ページ数増加、個数問題と組合せ問題が多かったが厄介でしたね。
救済ですが、難しいとはいえ、各科目4点以上は確保できそうなこともあり、基本的には今年も救済無しの可能性が高そうです。
ただ、その中でも紛らわしい選択肢が多かった「健康保険法」の救済を予想しているところが目立ちます。
まとめ・今後の対策等について
過去20年間、平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)の社労士試験択一式のデータより、
◆合格基準点は46点以上確保すべき
◆約64%の正答率で合格
◆過去20年間の救済回数はわずか5年度
◆救済の可能性が低いので各科目4点以上
難易度は毎年変動しますが、基準点引き下げの救済がほぼ無いので、各科目4点以上、総合で46点以上を目指すようにしましょう。
そもそも救済は無いものと考えて対策する方が良いかと思います。
全科目4点をとっても46点には届かないので、平均で6~7点とれば合格基準点に達します。
全科目6点だと総得点が42点なので不安…7点なら49点になるので安心かと、
もっと細かく分析すると、個々に苦手な科目はあると思いますので、それが4点だったとしても得意な科目で8点以上とってカバーできればOKです。
注意すべきところは3点以下にならないこと、4点取っておけばどこかでカバーできるので、最低ラインを割らないことが重要です。3点以下になった時点で不合格の可能性がかなり上がります。
そのためにも苦手科目を放置しない事、そして得意科目を疎かにせず、しっかり得点を稼げる科目にしておくのが得策です。
過去20年間のデータは一度チェックしておくと何か役に立つかもしれません。
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