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ここでは過去20年間【平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)】の社労士試験選択式の、合格基準点の総得点・基準点引き下げの救済科目・今年度の予想についてまとめています。
これから社労士試験を目指す方、リベンジの方も過去のデータを参考にしてみてください。
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過去20年間(平成16年~令和5年)社労士試験 選択式の合格基準点・救済科目
合格基準点【総得点】
過去20年間、平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)の社労士試験、選択式の合格基準点をまとめています。
この20年間における最低合格基準点は21点、最高合格基準点は28点と差が大きくなっており、平均点は20年間で24.55点です。
令和4年度は27点、令和5年度は26点、今年の試験レベルがここ2年間と同レベルなので、令和6年度も27点以上の確保は必要になってくるかもしれません。
尚、令和4年度から極端に難しい奇問難問が無いことも、ここ2年間の合格基準点が上がっている要因の一つかと思います。
救済科目
過去20年間、平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)の社労士試験選択式の救済科目をまとめています。
合格には各科目3点以上必要となりますが、受験生の正答率や合格者数等によって基準点が引き下げられることがあります。(救済)
選択式は問題数が少ないこともあり、択一式より救済になりやすい傾向にあります。
何等かの科目の基準点引き下げられる確率は、過去20年間で平均29%です。2年連続で救済が無かったため、前回より2%ダウンしました。確率からすると、およそ3割に確率でどれかの科目が救済になっています。
救済科目数は、20年間で労働保険が16科目、社会保険が29科目、社会保険科目の方が救済が多いです。
更に科目別での救済数を見ると、最も救済が多い順として、
- 9回:健保
- 8回:社一
- 7回:厚年
- 5回:国年
- 4回:労基労衛・労災・雇用・労一
中には基準点が1点まで引き下げになったこともあります。(労一・社一・健保・国年)
救済が無かったのは過去20年間で3回です。
- 平成19年度
- 令和4年度
- 令和5年度
今年の救済はどうか
今年の令和6年度の選択式については、各予備校の集計結果がまだ公開されていないので情報が少ないですが、昨年に引き続き救済無しと予想しているところが目立ちます。
そのため、全科目で3点以上確保しておく必要があります。
しかしその中でもあるとすれば、告示・統計・判例で問題文1~3まで難しかった「労働一般」が第一候補になると思います。
その他では知らないと解けないでであろう統計問題が含まれていた「社会一般」、そして延長給付、事例問題でややこしかった「雇用保険」も、かなり可能性は低いですが候補に挙げているところもあります。
まとめ
過去20年間、平成16年度(2004年)~令和5年度(2023年)の社労士試験選択式についてまとめると、
◆合格基準点の平均は24.55点
◆近年の傾向から27点以上は必要
◆約3割の確率でいずれかの科目が救済されている
◆社会保険科目の救済数が多い
◆今年は救済無し予想のため、全科目3点以上は確保
過去20年まで遡ってみましたが、最近では平均と直近では傾向が大きく異なってきています。
難易度によって変わりますが、総合の合格基準点は目安にできるかと思います。
全科目3点以上を獲得は必要ですが、それだけでなく総合得点も必要です。
全て3点だけとっても合計で24点なので、いずれかの科目で得点を伸ばしておけば、最低ラインである27点に達します。
40問中27点ということは、67%正解すれば合格に届くことになります。
何度も言っていますが、100%の完璧な正解は必要なので、この事を知っておけば試験対策も気持ち的に少し楽になるのではないでしょうか(^^;
救済は正答状況によって変わりますが、20年間のデータを見ると、どの科目が要注意なのか、戦略的な部分も見えてきたりしますので、一度チェックしておくと役に立つかもしれません。
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