雇用保険法の改正『雇用関係助成金【新設・廃止】』（第54回 令和4年度対策）

【令和4年度（第54回）社労士試験対策】

今回は雇用保険に関する改正情報です。

ここでは雇用保険に関連する助成金の新設・廃止について紹介しています。

重要度としては低めですので名称と概要だけチェックしておきましょう。

 雇用関係助成金【新設・廃止】令和4年度

 新設された助成金

 特定求職者雇用開発助成金（成長分野人材確保・育成コース）

特定求職者雇用開発助成金は、高年齢者や障害者などの就職が特に困難な者をハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介により、継続して雇用する労働者等として雇い入れる事業主に対して助成するものであり、これらの方の雇用機会の増大および雇用の安定を図ることを目的としています。本助成金は７つのコースに分類

この中で新たに「成長分野人材確保・育成コース」が新設されました。特定求職者雇用開発助成金の対象労働者を成長分野等の業務に従事する者として雇い入れる場合が対象です。

 人材開発支援助成金（人への投資コース）

人材開発支援助成金は、労働者の職業生活設計の全期間を通じて段階的かつ体系的な職業能力開発を促進するため、雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識および技能の習得をさせるための職業訓練などを計画に沿って実施した場合等に訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。本助成金は７つのコースに分類

この中で新たに「人への投資コース」が新設されました。デジタル人材・高度人材を育成する訓練、労働者が自発的に行う訓練、定額制訓練（サブスクリプション型）等を実施する場合が対象です。

 廃止された助成金

 中途採用等支援助成金「生涯現役起業支援コース」

※40歳以上の中高年齢者が起業によって自らの就業機会の創出を図るとともに、事業運営のために必要となる従業員を新たに雇い入れた場合に、その雇入れに要した経費（採用・募集経費等）の一部を助成する

 両立支援等助成金「女性活躍加速化コース」

※女性の活躍推進の取組に対して助成する

助成金については細かく内容まで覚えておく必要は無いかと思いますが、労一の方で出題実績があります。（選択式）

主に名称と概要を一致させるような問題でしたので、ある程度の概要と名称をチェックしておくだけでも良いかと思います。重要度としては低め

効率良く法改正・白書統計対策は社労士講座フォーサイト
詳しい教材や価格は公式へ↓↓

こちらも参考 >> 令和4年度対策 法改正情報まとめ