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第53回社労士試験結果

2021年8月22日(日)に実施された第53回社会保険労務士試験の正式な合格発表が10月29日(金)に公開されました。

ここでは、試験結果の概要(受験者数・合格者数・合格率)、合格基準点や救済、解答一覧、平均点、受験データ等をまとめて公開しています。試験結果の振り返りなどにお役立てください。

 




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第53回社会保険労務士試験 概要

第53回社会保険労務士試験の概要です。

受験申込者数 50,433人

受験者数 37,306人

合格者数 2,937

合格率 7.9%

以下、申込者数、受験者数、受験率、合格者数、合格率のまとめと、それぞれ昨年との比較です。

第53回社労士試験結果概要

前年と比較すると、ほぼすべての項目が上昇しました。受験申込者数は昨年の2.4%増(1,183人)、実際に受験した受験者数が7.1%増(2,461人)と上昇しました。新型コロナウイルス感染症の影響もありましたが、受験率も昨年と比較して上昇し、4.3%増でした。合格者も大きく上昇!23.8%増で、昨年と比べなんと700人も多い結果となっています。そして合格率ですが、こちらも昨年と比べ上昇し、7.9%という結果でした。昨年の合格率は6.4%でしたので昨年より19%増という結果です。全体的に引き上げとなっています。

 

 合格基準点・配点・基準点引き下げ科目(救済)・解答一覧

第53回社会保険労務士試験の合格基準点、配点、基準点引き下げ科目(救済)、解答一覧です。

 合格基準点・配点

合格基準点

次の2つの条件を満たした者が合格

①選択式試験は、総得点24点以上かつ各科目3点以上
(ただし、労務管理その他労働に関する一般常識は1点以上、国民年金法2点以上

②択一式試験は、総得点45点以上かつ各科目4点以上(救済措置なし

 

配点

①選択式試験は、各問1点とし、1科目5点満点 合計40点満点

②択一式試験は、各問1点とし、1科目10点満点 合計70点満点

 

 基準点引き下げ科目(補正・救済)

選択式は、以下2科目が基準点の引き下げの救済措置となりました。

・労務管理その他労働に関する一般常識:1点以上

・国民年金法:2点以上

やはり労一!救済がありました!しかも1点補正ですので、かなり正答率が悪かったのだと思います( ゚Д゚)!

尚、択一式は救済措置科目はありません。

 

 試験問題の正答(正式)

第53回社労士試験結果正答

結果は以前から当サイトで紹介していた解答速報と同じでした。合格された方…おめでとうございます!

 

 

 平均点

選択式

総得点

21.8点(昨年より-0.9点 ※22.7点 難易度は上がった)

科目別平均点

・労基労衛 3.3点
・労災   3.3点
・雇用   2.8点
・労一   1.5点
・社一   2.7点
・健保   3.0点
・厚年   2.7点
・国年   2.4点

●最も平均点が高く、易しいレベル:労基労衛と労災
●最も平均点が低く、難しいレベル:労一

選択式分析はこちらでも詳しく

択一式

総得点

32.3点(昨年より+0.8点 ※31.5点 難易度は下がった)

科目別平均点

・労基労衛 4.9点
・労災   4.5点
・雇用   4.3点
・労一社一 4.3点
・健保   4.6点
・厚年   4.6点
・国年   5.0点

●最も平均点が高く、易しいレベル:国年
●最も平均点が低く、難しいレベル:雇用と一般常識

択一式分析はこちらでも詳しく

 

 合格者の年齢・職業・男女比・推移

合格者の年齢

第53回社労士試験結果年齢構成

合格者の職業

第53回社労士試験結果職業構成

合格者の性別

第53回社労士試験結果性別構成

推移

第53回社労士試験過去10年間推移

(出典:社労士試験オフィシャルサイト)

 

 官報・試験センター・厚労省のサイトでもチェックできる

社労士試験の合格情報については、以下でも詳しい情報を確認できます。

・インターネット官報
・社労士試験オフィシャルサイト
・厚生労働省公式サイト

官報については8:30公開ですが合格者番号のみです。

社労士試験オフィシャルサイトでは9:30公開で、合格者番号や合格率、解答一覧などもチェックできますが、当日はアクセスが殺到して繋がりにくくなります。

厚生労働省のサイトでは概要や考察、科目別状況表、構成比など、より詳しい情報を公開しています。(恐らく10時前後)

インターネット版官報はこちら

社労士試験オフィシャルサイトはこちら

厚生労働省サイトはこちら

 

 成績(結果)通知書が送られてくる

受験された方は、成績(結果)通知書が10/29より郵送されます。合格者には合格証書が送られてきます。11月8日(月)までに届かない場合は、11月19日(金)までに社労士試験センターに連絡しましょう。※連絡がない場合は到着したとみなされます。

第53回社労士試験の成績(結果)通知書は、第54回~第56回社労士試験の受験資格証明書として使用できるので、再度受験される方は大切に保管しておきましょう。

 

 合格者の今後

今年度、見事合格者された方は、成績(結果)通知書とあわせて合格証書が郵送されます。

労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事

または

厚生労働大臣が指定した講習を受けて修了(事務指定講習)

上記のどちらかを満たせば、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで、”社会保険労務士”になることができます。

ちなみに社会保険労務士登録者数は44,063人(令和3年9月30日時点)

 

 まとめ

合格された方、おめでとうございます!

合格率は7.9%と低い水準ですが、近年の中では高い方です。選択式の労一もやはり救済があり、しかも1点補正!救済に救われた方も多いと思います。

残念な結果だった方も気持ちを切り替え、来年度の試験に向けて徐々に学習をスタートさせましょう!

覚えた知識は忘れてしまうことがあるので、リスタート早めに!

令和3年度(2021年) 第53回 社会保険労務士試験の結果発表でした。

 

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