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待ちに待った合格発表です!2020年8月23日(日)に実施された第52回社会保険労務士試験の正式な結果が、本日11月6日(金)に公開されました。ここでは、試験結果の概要(合格者数や合格率)、解答一覧、合格基準点(救済情報など)を紹介しています。試験結果の振り返りなどにお役立てください。
目次
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第52回社会保険労務士試験結果の概要
第52回社会保険労務士試験の結果概要です。
◆ 受験申込者数 49,250人
◆ 受験者数 34,845人
◆ 合格者数 2,237人
◆ 合格率 6.4%
以下、申込者数、受験者数、受験率、合格者数、合格率のまとめと、それぞれ昨年との比較です。
前年と比べすべての項目が下がりました。特に、受験に申し込んだ方に比べ、実際に受験した受験者数が大きく減少しました。昨年と比べて約10%ダウン、14,405人が受験しませんでした。(昨年と比べ約3,300人ほど減少)受験率も-6.7%です。恐らく原因はコロナウイルスもあるでしょう。受験会場には多くに方が訪れるため、今年度の受験を諦めた方もいるのも分かります。
合格者も2,237人と減少し、昨年と比べ12.9%減少です。今年度の合格率は6.4%と、昨年より0.2%減少しています。
全体的に引き下げとなっています。
合格基準点・救済・配点・正答
第52回社会保険労務士試験の基準点、基準点引き下げの救済、配点、正答です。
基準点・配点
合格基準
次の2つの条件を満たした者が合格
①選択式試験は、総得点25点以上かつ各科目3点以上(ただし、労務管理その他労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識及び健康保険法は2点以上)
②択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上(救済措置なし)
配点
①選択式試験は、各問1点とし、1科目5点満点 合計40点満点
②択一式試験は、各問1点とし、1科目10点満点 合計70点満点
基準点引き下げ(救済)
選択式は、以下3科目が基準点の引き下げの救済措置で2点です。
・労務管理その他労働に関する一般常識
・社会保険に関する一般常識
・健康保険法
やはり労一、きましたね( ゚Д゚)!!
択一式は救済措置科目はありません。
試験問題の正答
結果は以前から当サイトで紹介していた解答速報と同じでした。また、労災保険法(択一式)問6に関しては以前からお伝えしていた通り全員正解となります。合格された方…おめでとうございます☆
平均点
選択式
総得点
平均22.7点(昨年より-1.0点)※昨年より難易度UP
科目別平均点
科目 | 平均点 | 最も多い得点(構成比) |
---|---|---|
労働基準法及び 労働安全衛生法 | 2.6点 | 3点(38.5%) |
労働者災害補償保険法 | 4.3点 | 5点(51.4%) |
雇用保険法 | 3.9点 | 5点(36.5%) |
労務管理その他の労働 に関する一般常識 | 1.9点 | 2点(31.4%) |
社会保険に関する 一般常識 | 2.1点 | 2点(32.3%) |
健康保険法 | 2.3点 | 2点(26.7%) |
厚生年金保険法 | 3.0点 | 4点(30.2%) |
国民年金法 | 2.5点 | 2点(25.3%) |
合計 | 22.7点 | 3点(23.3%) |
最も平均点が高く、易しいレベルなのが労災
最も平均点が低く、難しいレベルなのが労一
詳しく>第52回社労士試験 選択式の総得点平均点と科目別平均点
択一式
総得点
平均31.5点(昨年より+1.3点)※昨年より難易度down
科目別平均点
科目 | 平均点 | 最も多い得点(構成比) |
---|---|---|
労働基準法及び 労働安全衛生法 | 4.8点 | 6点(17.5%) |
労働者災害補償保険法 | 5.2点 | 5点(19.9%) |
雇用保険法 | 4.8点 | 5点(18.8%) |
労務管理その他の労働及び 社会保険 に関する一般常識 | 4.2点 | 4点(20.6%) |
健康保険法 | 4.2点 | 4点(21.1%) |
厚生年金保険法 | 4.2点 | 4点(15.8%) |
国民年金法 | 4.1点 | 3点(17.6%) |
合計 | 31.5点 | 4点(18.0%) |
最も平均点が高く、易しいレベルなのが労災
最も平均点が低く、難しいレベルなのが国民年金
詳しく>第52回社労士試験 択一式の総得点平均点と科目別平均点
合格者の年齢・職業・男女比・推移
合格者の年齢
受験生の年代については、35歳~54歳までの方が減少です。
昨年より増えたのが、24歳以下(+0.8%)、25~29歳(+3.5%)30~34歳(+1.5%)、55~59歳(+1.1%)、60歳以上(+0.8%)特に20代後半の受験生が昨年より多くなりました。
昨年より減ったのが、35~39歳(-4.4%)、40~44歳(-1.7%)、45~49歳(-0.2%)、50~54歳(-1.4%)特に30代後半の減少が目立ちました。
合格者の職業
受験生の職業については昨年と比べて大きな違いはありません。毎年の通り、会社員が半数以上を占めています。無職が多いのも特徴ですね。
昨年より増えたのが、無職(0.6%増)、その他(1.7%増)自営業(1.2%増)団体職員(0.3%増)役員(0.1%増)
昨年より減ったのが、学生(-0.5%)会社員(-1.6%)公務員(-1.8%)
合格者の性別
性別については昨年と比べてほぼ同じです。
推移
(出典:社労士試験センター)
今年は新型コロナウイルスの影響もあったので、受験申込者に比べて受験生が大きく減少しました。
結果的に平成22年から受験者数は減少傾向です。※申込者数も同様のことが言えます。
合格者数は平成27年を底に、やや上昇していましたが、今年度で少し下がりました。
官報・試験センター・厚労省のサイトでもチェックできる
社労士試験の合格情報については、
・インターネット官報
・社労士試験オフィシャルサイト
・厚生労働省のサイト
でも詳しい情報をチェックすることができます。
ただし、官報については8:30公開ですが合格者番号のみです。
社労士試験オフィシャルサイトでは9:30公開で合格者番号や合格率、解答一覧などもチェックできますが、当日はアクセスが殺到しているかと思います。※繋がりにくい
厚生労働省のサイトでは概要や考察、科目別状況表、構成比など、より詳しい情報を公開しています。(恐らく10時前後)
合格者の今後
合格者された方は、
・労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事
または
・厚生労働大臣が指定した講習を受けて修了(事務指定講習)
上記のどちらかを満たせば、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで、”社会保険労務士”となることができます。
ちなみに社会保険労務士登録者数は43,168人(令和2年9月30日現在)
まとめ
合格された方、おめでとうございます!
合格率は6.4%と、相変わらず低い水準をキープしています。
比較的難易度が低いと講評されていましたが、それで合格者が増えるわけではなので油断は禁物ですね(^-^;
残念な結果だった方も気持ちを切り替え、来年度の試験に向けて徐々に学習をスタートさせましょう!
覚えた知識は忘れてしまうことがあるので、リスタート早めに!
2020年度(令和2年) 第52回 社会保険労務士試験の結果発表でした。
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