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「労働基準法コンメンタール」の最新版※令和3年版 が出版されています!
コンメンタール…あまり聞き慣れないものですが、コンメンタールとは法律などに対して逐条解説を施した文書、またはそれを書籍化した書物のことをいいます。
法律等の条文を少しずつ(基本的には一条ずつ)掲げ、その後にその条文の意義・要件・効果等について解説を付したものです。
労働基準法のコンメンタールは、厚生労働省労働基準局が編者するものなので、当然社労士試験の試験範囲として出題される可能があります。
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労働基準法のコンメンタール
以下は労働基準法のコンメンタールの概要です。
労働基準法についての一般の理解を深めることを目的として、行政解釈を中心としつつ、必要に応じこれに裁判例、学説等の引用を加えた、実務に適するコンメンタール形式の概説書です。解釈例規の主要なものをすべて収録、裁判例、学説についてもできる限り引用。一般的な解説のほか、立法趣旨、概要、沿革についても説明しています。
書店やネットでも買えますが、8,000円くらいします(;´Д`)でもでも…試験対策としてわざわざ買う必要はないかと思います。
高度プロフェッショナル制度
労働基準法のコンメンタールですが、平成22年版以降、改訂版が出ることなく続いていましたが、今年の令和4年1月に「令和3年版」が出版されました。
この労働基準法のコンメンタール…平成22年版に掲載されていなかった内容が令和3年版に載っています。
「高度プロフェッショナル制度に関すること」
高度プロフェッショナル制度は、高度の専門的知識等を有し、職務の範囲が明確で一定の年収要件を満たす労働者を対象として、労使委員会の決議及び労働者本人の同意を前提として、年間104日以上の休日確保措置や健康管理時間の状況に応じた健康・福祉確保措置等を講ずることにより、労働基準法に定められた労働時間、休憩、休日及び深夜の割増賃金に関する規定を適用しない制度である。
という記載があります。
今年に新しく出版されたものですので、今年度の第54回社労士試験にこの内容が出題される可能性もゼロではありません。
高度プロフェッショナル制度については、新しく制度が設けられてから出題が無いので、念のため注目しておくと良いでしょう。
試験対策として
労働基準法って、こういった基本テキストに逸れた分野が出題されることが多いです。
変化があったポイントで、内容としても出題しやすいジャンルですので、択一式だけでなく選択式としての対策も必要かと思います。
なので、主要なキーワードや数字はチェックしておきましょう。
「高度プロフェッショナル制度」
「労使委員会の決議及び労働者本人の同意」
「年間104日以上」
「健康・福祉確保措置等」
「規定を適用しない制度」
この辺りは覚えておきましょう。
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