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社労士試験対策の学習方法として、過去問のみの学習を紹介していますが、思ったより解けないという方も多いかと思います。
また、過去問は〇か×の2択なので、まぐれで正解することも珍しくありません。分からずして正解し、解説を読むとやはり理解できていなかった…なんてことは学習の序盤でよくあることです。
正解したからOK!正解!=理解している にはつながらないわけで、この点を認識せずに正答率だけで判断してしまうと、少しでも問題の文言が変わっただけで不正解になる可能性もあります。
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まぐれ正解に注意
本試験では過去の出題された問題が繰り返し出ることがありますが、過去問と全く同じように出題される事は稀です。
大抵、何かしら文言を変えたり、論点箇所をずらして出題されます。
そのため正答率だけにこだわるのは要注意で、まぐれ正解を放置するのはリスクが高いといえます。
本試験ですが、出題形式としては単に一問一答形式だけではなく、1問に対して5肢の文章があり、それぞれ正誤を判断して組み合わせが〇なのか、×なのか、といった問題もあります。
この場合、まぐれ正解はなかなか通用しません。奇跡が5肢連続で起これば別ですが…
組み合わせ問題は多くありませんが、知識の正確さが求められるため論点、その周辺知識も理解しておく必要があります。
量と質の両方が大切
過去問でよく、こなす量が大切?それとも質?と論争されていますが、私は両方大切だと思います。
社労士試験は特有の言い回しや癖があります。例えば〇〇だけである、〇〇以外ない、など、極端な表現は特徴として分かりやすいです。
最初はなれませんが、何度もやっておくうちにここが論点で、この言い方で正誤が分かれるということがわかってきます。
これは質より、量だと思います。
そして質ですが、これが重要なのは言うまでもありませんね。
講義メディアや基本テキストで学習したことを、過去問でアウトプットする流れは記憶を定着させるのに効果的です。
TACの過去問は特に解説が丁寧で、その問題の論点だけでなく時には周辺知識のアドバイスがあったりします。
同時に論点と周辺知識の学習を、アウトプットの段階で行えるため効率が良いです。
同じような問題でも、言い回しが変わると正誤も変わります。
論点が変わると混同してしまうこともあるため、丁寧な解説できちんと重要なポイントを学習することはとても大切なことです。
なので、社労士試験の過去問については量と質、両方大切だと思います。
・繰り返し何度もやって本試験レベルの問題に慣れる
・解説まできちんと読み、論点とその周辺知識まで理解を深める
TACは過去10年分も掲載されているので、これらを同時にできるのはとても良い過去問だと思います。うん、ぜひ!
“質”ってどうやって向上させるのか
量はなんとなくわかるが、質を高めるにはどうしたらよいのか…と疑問に思いますよね。
択一式では誤りの場合はどこが違っているのか、それがどうなれば答えが変わるのか、選択式では各キーワードの関連条文、このあたりに理解を深めることで、質の向上につながると思います。
過去問がスムーズに解けるようになっても、その周辺知識まで完璧とは限りません。
なので私の場合は基本テキストへの書き込みとして、「過去に出題された箇所」をマーキングしていました。
そうすることで、基本テキストのインプット学習のタイミングで注視することができます。
過去問でやった内容を基本テキストにも反映できれば、これまた質の向上につながるのではないでしょうか。
少し面倒ですが、1回マーキングしてしまえば後は何度も周回するときに効果的なので、余裕があればぜひやってみてください。
コツコツ丁寧に
論点がズレたら太刀打ちできないようでは合格は難しいです。
社労士試験は出題傾向がありますが、それは出題頻度の高いテーマや分野、キーワード、論点に傾向があるということです。
繰り返しですが、全く同じ問題、一言一句同じ問題が出題されることは稀です。
過去問に取り組む際は、単に正誤判断だけでなく、周辺知識の理解や基本テキストへの反映、時間がかかっても最初のうちはやっておいた方が良いかもしれません。
社労士試験のように範囲がとても広い試験では、すべての知識を完全に網羅することはほぼ不可能に近いです。
ですが、過去問を繰り返して、一問ずつ丁寧に理解していけば合格に必要な最低限の知識は十分身につくかと思います(‘ω’)ノ
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