本記事はプロモーションを含みます

過去15年間(2010年~2024年)の社労士試験の合格基準点・平均点・難易度・合格率・合格者数・救済科目の推移をまとめたものです。(※難易度は個人差がありますのでご了承ください)

参考にしてみてください。

 




スポンサーリンク


 過去15年間(2010~2024)社労士試験 推移

社労士試験の配点は、選択式:40点満点(1科目5点満点)、択一式:70点満点(1科目10点満点)です。

試験の難易度によって合格基準点が変動します。

ここ15年間の合格率は最低2.6%~9.3%と幅広くなっています。

 

 選択式の推移

合格基準点・平均点の推移ですが、ご覧の通り合格基準点と平均点は比例しています。

合格基準点は最低21点最高で27点と7点も幅があります。令和元年以降は23点以上が続いています。

選択式が40点満点なので、52~67%正解すれば合格できることになります。つまり安心ラインとしては70%以上です。

選択式では科目別で基準点の引き下げ(救済措置)がありますが、2024年度は3年振りに労働一般が2点補正になりました。

ここ数年の試験レベルの内容を見ると、労働一般で多かった奇問難問の出題がかなり減ってきている傾向なので、今後も救済が無い年度が出てくるかもしれません。正常と言えば正常ですが(^^;

毎年どの科目が救済されるのか話題になりますが、救済科目として多いのは社会一般、健康保険、労働一般、年金科目が目立ちます。

過去15年間で多かった救済科目としては以下の順です。

  • 社会一般:7回
  • 健康保険:7回
  • 厚生年金:4回(※2015年以降救済無し)
  • 労働一般:5回
  • 国民年金:4回
  • 雇用保険:2回(※2017年以降救済無し)
  • 労基安衛:1回(※2011年以降救済無し)
  • 労災保険:1回(※2011年以降救済無し)

労基安衛や労災、雇用も救済はありましたが、随分前のことなので最近はありません。

 

 択一式の推移

合格基準点・平均点の推移ですが、こちらも選択式同様に合格基準点と平均点が比例しています。

合格基準点の幅は最低42点最高で48点と7点の幅がありますが、最高48点の2010年度は、出題ミスが5問あったため受験者に有利な採点が行われたことにより高くなっています。

直近の令和元年以降では43~45点となっているので、今後もこちらを目安にする方が良いでしょう。

択一式が70点満点なので、全体の61~64%以上正解すれば合格できることになります。つまり安心ラインとしては択一式も70%以上の正答です。

「社労士試験は7割とれば合格できる」と言われるのは、このあたりが理由になっているのでしょう。

科目別の合格基準点である4点以上はクリアする必要がありますが、満点は必要ないと考えれば学習面でも少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

救済ですが択一式はほぼありません。

過去15年間をみても、補正されたのはたった3回のみ(2014/2016/2017)です。令和6年度は難易度が高く、久々に救済があるかも!と予想していた予備校があるほどのレベルでしたが救済は無し…今後も救済は無いものと考えておきましょう。

 

 合格率の推移

過去15年間の合格率を見ると、2014年度の最高値9.3%を境に、2015年には史上最低の2.6%を記録、その後徐々に上昇傾向ですが、2014年以前のような7%以上の合格率になる年度が非常に少なくなっています。

2024年度は6.9%と、直近5年間では6%台をキープしている感じです。

極端に高かったり、低かったりしたのは10年以上前のことなので、今後も6%台が平均値になるのではないでしょうか。

 

 合格者数の推移

合格者数の推移ですが、2010年をピークに全体的に減少傾向です。

最高値である合格者数は2010年の4,790人、最低値である合格者数は2015年は1,051人、その差3,700人ほど…すごい差ですが、ここ直近の令和元年以降は2,100人~2900人との間で、2,000人台が合格者数が続いています。

ここまで減少した要因の一つは受験者数の減少です。2010年の受験者数は55,445人と最も多かったですが、ここ数年では40,000人台になっています。

ただ、徐々にそれも増加傾向にあり、コロナ渦前の水準(2019年度)を超えてきています。

また、合格率と合格者数の推移を合わせてみると比例しています。

 

 まとめ

過去15年間(2010~2024)の推移を見てきました。

10年ほど前と比べるとかなり変化してきているところもあります。

試験問題の内容の変化、難易度等によって合格基準点や救済が変わります。

受験者数によっても合格者数も変わってくるので、合格率も変動します。

いずれも極端に低い、高い年度はありますが、重要となる「どれくらいのレベルで合格できるか」という点では基本的に選択式、択一式ともに70%以上の正答があれば安心ラインかと思います。

総得点、科目別で7割正解できれば、現状だと間違いなく合格ラインに達するでしょう。

社労士講座フォーサイト
2025年度講座 開講中!
詳しい価格・教材・申込は公式へ

 

 

スポンサードリンク