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今回は基準点引き下げ補正(救済)について少し…

今年の第57回社労士試験では、選択式がなんと3科目、労災・労働一般・社会一般が救済になり、択一式でも雇用が救済になりました。

それだけ難しく、難易度が高かった年でしたが、この救済のルールについての解説です。

受験生の方は必見です!

来年の第58回社労士試験に挑戦されるのであれば、合格基準の規定を正しく理解しておきましょう。

 




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 社労士試験の救済

社労士試験の合格基準は一定のルールに基づいて決められています。

社労士試験の合格基準は一定ではなく、毎年変動します。

そして合格基準は「科目ごと」「総合点」の2段階となっています。

どちらも満たさなければ合格になりません。

 “原則”の合格基準

原則的な合格基準については、厚生労働省より以下のように公表されています。

【選択式】
総得点:28点/40点(※満点の7割以上)
各科目:3点/5点

【択一式】
総得点:49点/70点(※満点の7割以上)
各科目:4点/10点

「国民に分かりやすい簡易なものとすることが望ましい」という方針のもと、出題形式、過去の合格基準の動向、他の試験制度の現状を踏まえて、平成12年度本試験より原則的な合格基準が設定されることになりました。

合格基準は「各科目の基準点を超えること」「総得点で7割を達成すること」の2段階のなっているため、苦手科目を捨てて得意科目でカバーする作戦は全く通用しません(゜-゜)

上記が原則ですが、試験難易度や受験生の正答率を踏まえ、例年、合格基準点の補正が行われています。これが救済です。

選択式28点、択一式49点が固定だとちょっとキツイですもんね(^^;

 

 救済もルールあり

救済条件ですが、こちらも基準があります。

【総得点の補正】

選択式試験、択一式試験それぞれの総得点について、
1.前年度の平均点との差を小数第1位まで算出する
2.「1」で算出した数字を四捨五入し、換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする

※各科目の最低点引き下げを2科目以上行ったことにより、例年の合格率と比べ高くなるとき(概ね10%を目安)は、試験の水準維持を考慮し合格基準点を1点足し上げる。

これによって毎年選択式が25点だとか、24点だとか、補正されるようになっています。

 

【科目最低点の補正】

各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。

ただし、以下の場合には補正は行われない。
・引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合
・引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合

こちらで更に補正、科目別の救済の事です。

今年でいうと、選択式の労災、労一、社一が救済になったのがこれです。

 

 目指すは救済無し想定の7割正答

社労士試験では科目別基準点の補正(救済)によって合格する方もいますが、それだと合格発表までの1ヶ月以上、モヤモヤした状態が続きます。

なので、目指すべき得点は、「原則的な合格基準」の方です。

選択式は各科目3点以上取り、総得点で28点以上取ること

択一式は各科目4点以上取り、総得点で49点以上取ること

この点数を取る事ができれば、ほぼ間違いなく合格できます。

ただ、今年は難しかったなぁ~と思います。来年はその分、易しくなるのではと予想しています!

 

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