本記事はプロモーションを含みます
「労務管理その他労働に関する一般常識」※以下”労一” では、労働白書に関する問題が出題されます。
出題範囲が広いため対策が難しく、苦手とする方や労一で悔しい結果になる厄介な科目です。
ただ、これまでの出題傾向を掴みとることで、効率良く試験対策を進めることができます。
ここでは、白書にある「働く女性の実情」のM字カーブについて解説しています。
スポンサーリンク
女性の労働力率が1.4%上昇
平成30年の女性の労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)は52.5%と、
前年に比べ 1.4ポイント上昇しました。
※男性は前年に比べ0.7ポイント上昇(71.2%)
年齢階級別労働力率
「20~24 歳」を除き、各年齢階級別労働力率が過去最高となりました。
白書では、
平成30年の女性の労働力率を年齢階級(5歳階級)別にみると、「20~24 歳」を除くすべての階級の労働力率について、比較可能な昭和 43 年以降、過去最高の水準となった。
とあります。
以下グラフをもとに解説します。
・20~24歳 74.8%
・25~29歳 83.9%
・30~34歳 76.9%
・35~39歳 74.8%
・40~44歳 79.6%
・45~49歳 79.6%
「25~29 歳(83.9%)」と「40~44 歳&45~49 歳(79.6%)」を左右のピークとして、
「35~39 歳(74.8%)」を底とするM字型カーブを描いていますが、
M字型の最底の値は前年に比べて1.4ポイント上昇しました。
10年前の平成20年と比較すると、全ての年齢階級で労働力率は上昇していますが、上昇幅が最も大きいのは「60~64 歳(14.5ポイント上昇)」でした。
また、M字カーブの中間にあたる「30~34 歳」が11.8 ポイント上昇していることにより、
「女性の労働力率」のグラフ全体の形がM字型から台形に近づきつつあります。
試験対策としては…
白書の「M字カーブ」については、ちょくちょく出題されるのを見ます。
まずはどの統計調査のM字カーブが論点にされているのかを確認します。
今回の場合、女性の労働力率に関することなので、ワードとしては
・過去最高の水準
・昨対1.4ポイント上昇
・35~39歳が底(74.8%)
・25~29歳が最高(83.9%)
・30~34歳上昇によりM字から台形になりつつある
といったあたりがポインになります。
選択式でも空欄いなる可能性があるので、ある程度主要となる数字(最高・最低)についてはおさえておきましょう。
直前対策・模擬試験講座はフォーサイト↓↓