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労災保険法では、労災保険料率という数字が出てきます。

毎年論点にされる問題が多く、労災保険法の学習では必ず押さえておきたいポイントです。

今年行われる、第52回(令和2年度)社労士試験対象の労災保険料率をチェックしておきましょう。

 




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労災保険とは?

簡単におさらいです。

労災保険は労働者が加入する公的保険の一つです。

正式名称は労働者災害補償保険です。

業務上のけがや就業による病気などになった際に、労働者の生活を保障する社会保険制度のひとつです。

範囲は、病気で仕事を休んでいる間の休業補償、障害が残った場合の障害補償、死亡した場合の遺族補償などがあります。

また、被保険者の社会復帰や遺族へ向けた援助なども保険が適用されます。

保険料は全額事業所負担

保険料については、労働者が個別に加入するものではなく、事業所が加入して、働く労働者に適用されるものです。

労災保険の保険料は事業所が全額負担なので、労働者からの保険料徴収・負担はありません。

業種ごとに労災保険料率を乗じる

その労災保険料を計算する際に用いるのが「労災保険料率」です。

労災保険料は、労働者の賃金の総額に、労災保険料率を乗じて計算します。

「賃金」は毎月の給与やボーナスなどで、労働者の平均給与×従業員数で賃金の総額を求めることができます。

労災保険料=従業員の賃金総額×労災保険料率

労災保険料率は88/1000~2.5/1000まで業種ごとに細かく分かれています。

事業内容によって災害の危険性等がことなるため、業種ごとに分かれています。

 

今年の労災保険料率は?

労災保険率は、3年に1度に見直しが行われます。

直近では平成30年4月に改定が行われてるので、今年度の試験対象となる第52回(令和2年度)の社労士試験においては、

労災保険料率は前年の料率から変更はありません。

必ずチェックしておきたいのが、

最低の労災保険料率と、最高の労災保険料率です。

【最低】その他業種等 2.5/1000

【最高】金属鉱業等 88/1000

第2種特別加入保険料率は?

第2種特別加入保険料率については、

【最低】指定農業機械従事者等 3/1000

【最高】林業 52/1000

第3種特別加入保険料率は?

第3種特別加入保険料率については、

一律で 3/1000

 

本試験対策のポイント

出題される可能性としては、選択式の空欄が予想されます。

最高は?最低は?第2種の〇〇の保険料率は?第3種の保険料は?

といった感じです。

また、択一式でもそれぞれ論点にしてくる可能性もあります。

細かい数字なので、試験直前にがっつり暗記するほうが、試験当日に記憶に残りやすいです。

そのためにも、今から覚えていく準備をしていきましょう。

定期的に読む・暗記することで記憶の定着につながります。

少なくとも、最高・最低は必ずチェックしておきましょう。

 

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