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【令和7年度(第57回)社労士試験対策】
労務管理その他労働に関する一般常識の対策です。
新規学卒者の離職率について示す「七五三現象」について、試験対策のポイントをまとめています。
出題実績があるので確認しておきましょう。
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七五三現象
七五三現象とは
新卒で就職した者のうち、3年以内に離職する者が中卒者で7割、高卒者で5割、大卒者で3割になる傾向を指す言葉です。
最新の離職率
新規学卒者の3年以内の離職率を示す言葉としてよく使われているのですが、この割合が徐々に変化してきています。
厚生労働省が公開した「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒者)」を見ると、
就職後、3年以内の離職率は、
・新規中卒就職者:50.5%
・新規高卒就職者:38.4%
・新規大学卒就職者:34.9%
このようになっています。
これでは七五三ではなく、高卒を四捨五入して四と考えるなら、「五四三」といったところです。
ただ、割合は違いますが、現在も一般的に「七五三現象」という言葉は使われます。
試験問題に七五三と出てきても、実際の割合は七五三ではないので注意しておきましょう。
出題実績あり
この問題にある七五三現象については、平成15年度、平成24年度の択一式に出題実績があります。
【平成15年度 択一式】
白書によれば、我が国の新規学卒者の離職率の高さは「七五三」と言われるように、中卒者の7割、高卒者の5割、大卒者の3割が、3年以内に最初の就職先を離職している、としている。さらに、若年者の失業率の上昇には、自発的な離職の増加が大きく影響しており、学卒採用時の環境が厳しいほど不本意な就職先に就職した者が多いため、将来の離職が増えると考えられる、としている。
正解は「正しい」です。
【平成24年度 択一式】
新規学卒者として最初に勤めた会社を3年以内に辞める割合について、中卒が約7割、高卒が約5割、大卒が約3割であることから「七五三現象」と言われるが、これは2000年以降にみられるようになった現象である。
正解は「誤り」です。※”2000年以降”が論点
試験対策として
試験対策としては、先ほど言った通り、
七五三現象という言葉は現在も使われているが、実際の率はそうではない「五四三」
まぁ543なのでまだ覚えやすい方かと思います。
間違えないよう、注意しましょう。
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