第53回社労士試験選択式厚生年金の解説

令和4年度(第54回)社労士試験の選択式の「厚生年金保険法」の予想解答・難易度レベル・解答方法について解説しています。

 




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【第54回】厚生年金保険法 選択式

厚生年金保険法の選択式問題の予想解答・レベルです。

第54回社労士試験厚生年金法解答

全体的には易しいレベルかと思います。

今年の厚生年金保険法の選択式は、択一式対策が選択式で出たような感じでした。

 

【 A・B 】欄について

難易度:易しい

A正解 :⑤ 開始した日の属する月

B正解 :⑯ 終了する日の翌日が属する月の前月

1 厚生年金保険法第 81 条の2の2第1 項の規定によると、産前産後休業をしている被保険者が使用される事業所の事業主が、主務省令で定めるところにより実施機関に申出をしたときは、同法第 81 条第 2 項の規定にかかわらず当該被保険者に係る保険料であってその産前産後休業を【 A 】からその産前産後休業が【 B 】までの期間に係るものの徴収は行わないとされている。

 

産前産後休業期間中の保険料の免除期間について条文からの出題でした。

「第81条の2の2:産前産後休業をしている被保険者が使用される事業所の事業主が、主務省令で定めるところにより実施機関に申出をしたときは、第81条第2項の規定にかかわらず、当該被保険者に係る保険料であってその産前産後休業を開始した日の属する月からその産前産後休業が終了する日の翌日が属する月の前月までの期間に係るものの徴収は行わない」

このうち、「開始した日の属する月」「終了する日の翌日が属する月の前月」が空欄になりました。

いつからいつまで…が論点になりましたが、このいつからといつまでをそれぞれ空欄になりました。Bに関しては職場復帰が=終了する日となります。

 

【 C 】欄について

難易度:難しい

正解 :⑱ W

2 厚生年金保険の被保険者であるX(50 歳)は、妻であるY(45 歳)及びYとYの先夫との子であるZ(10 歳)と生活を共にしていた。XとZは養子縁組をしていないが、事実上の親子関係にあった。また、Xは、Xの先妻であるⅤ(50 歳)及びXとⅤとの子であるW(15 歳)にも養育費を支払っていた。Ⅴ及びWは、Xとは別の都道府県に在住している。この状況で、Xが死亡した場合、遺族厚生年金が最初に支給されるのは、【 C 】である。なお、遺族厚生年金に係る保険料納付要件及び生計維持要件は満たされているものとする。

 

遺族厚生年金が最初に支給されるのは誰かという問題です。

子と配偶者が同一順位ですが、配偶者に関しては子がいないので遺族基礎年金が支給されません。ということは、配偶者に係る遺族厚生年金も支給停止になります。

配偶者の支給停止の規定が適用される事例として、子の「W」が支給対象となります。

 

【 D 】欄について

難易度:易しい

正解 :⑨ 月額2万円

3 令和 4 年 4 月から、65 歳未満の在職老齢年金制度が見直されている。令和 4 年度では、総報酬月額相当額が 41 万円、老齢厚生年金の基本月額が 10 万円の場合、支給停止額は【 D 】となる。

 

65歳未満の在職老齢年金の計算です。これは今年の改正内容が論点になった問題です。

法改正対策をしていれば十分対応できるかと思います。

計算式:総報酬月額相当額41万円+基本月額10万円-47万円)×2分の1となるので、支給停止額は2万円となります。

 

【 E 】欄について

難易度:易しい

正解 :④ 65歳に達する日の前日

4 厚生年金保険法第 47 条の 2 によると、疾病にかかり、又は負傷し、かつ、その傷病に係る初診日において被保険者であった者であって、障害認定日において同法第 47 条第 2 項に規定する障害等級(以下「障害等級」という。)に該当する程度の障害の状態になかったものが、障害認定日から同日後【 E 】までの間において、その傷病により障害の状態が悪化し、障害等級に該当する程度の障害の状態に該当するに至ったときは、その者は、その期間内に障害厚生年金の支給を請求することができる。な

 

事後重症の障害厚生年金に関する問題です。

「障害認定日後、65歳に達する日の前日までの間に障害等級に該当する程度の障害の状態に該当するに至った+その期間内に請求する」ということがポイントになり、この中の「65歳に達する日の前日」が空欄になりました。

 

 基準点引き下げ(救済)について

第54回社労士試験各スクール各校の合格予想ラインまとめ

厚生年金保険法の基準点引き下げ(救済)ですが、Cは難しいものの、他の4問はかなり簡単な問題でしたので救済の可能性は低いと予想します。

通信講座や予備校11社の解答予想を検証したところ、特に厚生年金の救済について言及しているところはありませんでした。

 

 まとめ 4点確保したい

厚生年金保険法は改正や事例などの統合力を試される問題でした。Cは事例で難しい問題でしたが、その他の空欄は基本的な内容でしたので4点以上の高得点を狙える科目です。

救済の可能性は無いかと思います。

 

注意点

・解答速報はあくまで予想ですので、本試験の結果の合否を保証するものではございません。正式な解答は2022年10月5日の正式発表をお待ちください。
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください。
・転載・画像のコピー・使用はお断りしております。

 

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