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第53回社労士試験選択式労災保険法の解説

第53回(令和3年度)社労士試験の選択式について…

ここでは「労働者災害補償保険法」の予想解答・難易度レベル・解答方法について解説しています。

 




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【第53回】労働者災害補償保険法 選択式

労働者災害補償保険法(以後、労災)の選択式問題の予想解答・レベルです。

第53回社労士試験選択式労災解説

全体的なレベルとしては、易しい~普通レベルかと思います。

Dが迷うところですが、その他は比較的簡単なレベルなので得点を稼げる科目でした。

それぞれ解説していきます。

 

【 A 】欄について

難易度:普通

正解 :⑳

1 労災保険法は、令和 2 年に改正され、複数事業労働者(事業主が同一人でない 2 以上の事業に使用される労働者。以下同じ。)の 2 以上の事業の業務を要因とする負傷、疾病、傷害又は死亡(以下「複数業務要因災害」という。)についても保険給付を行う等の制度改正が同年9月1 日から施行された。複数事業労働者については、労災保険法第 7 条第 1 項第 2 号により、これに類する者も含むとされており、その範囲については、労災保険法施行規則第 5 条において、【 A 】と規定されている。

 

令和2年の改正点から出題です。複数業務要因災害の改正です。改正点をきちんと把握できていれば負傷、疾病、障害又は死亡の原因又は要因となる事由が生じた時点において事業主が同一人でない2以上の事業に同時に使用されていた労働者と解答できるかと思います。

複数事業労働者には、「傷病等の原因又は要因となる事由が生じた時点において事業主が同一人でない2以上の事業に同時に使用されていた労働者」も含むと規定されています。傷病等の要因となる出来事と傷病等の発症の時期が必ずしも一致しないことがあるため…傷病等が発症した時点で複数事業労働者に該当しない場合でも、当該傷病等の要因となる出来事と傷病等の因果関係が認められる期間の範囲内で複数事業労働者に当たるか否かを判断すべきときがあるという規定です。

 

【 B 】欄について

難易度:易しい

正解 :⑬

複数業務要因災害に係る事務の所轄は、労災保険法第 7 条第 1 項第 2 号に規定する複数事業労働者の 2 以上の事業のうち、【 B 】の主たる事務所を管轄する都道府県労働局又は労働基準監督署となる。

 

複数業務要因災害に係る事務の所轄からの出題です。複数業務要因災害に係る事務の所轄は「生計を維持する程度の最も高い事業」の主たる事務所を管轄する局又は署です。その収入が当該複数事業労働者の生計を維持する程度の最も高いもの

 

【 C 】欄について

難易度:易しい

正解 :⑩

2 年金たる保険給付は、その支給を停止すべき事由が生じたときは、【 C 】の間は、支給されない。

 

年金の「支給停止期間」からの出題です。(法第9条)基本的な内容でしたので、⑩その事由が生じた月の翌月からその事由が消滅した月までと解答できるかと思います。ここは正解しておきたいところ!

 

【 D  E 】欄について

遺族補償年金を受けることができる遺族(法第16条の2、S40法130附則第43条)からの出題です。

遺族補償年金を受けることができる遺族は、労働者の配偶者、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹であって、労働者の死亡の当時その収入によって生計を維持していたものとする。ただし、妻(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む。以下同じ。)以外の者にあっては、労働者の死亡の当時次の各号に掲げる要件に該当した場合に限るものとする。
一 夫(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む。以下同じ。)、父母又は祖父母については、【 D 】歳以上であること。
二 子又は孫については、【 E 】歳に達する日以後の最初の 3 月 31日までの間にあること。
三 兄弟姉妹については、【 E 】歳に達する日以後の最初の 3 月 31日までの間にあること又は【 D 】歳以上であること。
四 前三号の要件に該当しない夫、子、父母、孫、祖父母又は兄弟姉妹については、厚生労働省令で定める障害の状態にあること。

 

【 D 】欄

難易度:普通

正解 :⑥

夫、父母、祖父母、兄弟姉妹の年齢です。原則は60歳以上ですが、暫定措置で55歳以上とされています。なので少し迷いがちですが、本則上の年齢からの出題ですので⑥ 60歳以上が正答となります。暫定措置を把握していた方は55歳と解答した方も少なくないと思います。

【 E 】欄

難易度:易しい

正解 :③

かなり基礎的なところからの問題ですので、きちんと学習していれば迷わず解答できる問題です。③ 18

 

基準点引き下げ※救済について

第53回社労士試験予想11社

労災の基準点引き下げの救済の可能性ですが、全体的な難易度が低いので可能性としては無いと思います。

通信講座や予備校11社の解答予想を検証したところ、特のに労災の救済について言及しているところはありませんでした。

 

まとめ 4点とれるレベル!

労災保険法については、改正点が絡んだA・Bが細かい内容ですが、改正点なので勉強していた方が多いと思く、恐らく正解した方も多いと思います。

C・Eは基本的な問題で易しいレベルですが、Ⅾが55と60で迷う問題でした。

A・B・C・Eで正解できるレベルなので、総得点を稼ぎたい科目です。

 

注意点

・解答速報はあくまで予想ですので、本試験の結果の合否を保証するものではございません。正式な解答は2021年10月29日の正式発表をお待ちください。
・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください。
・転載・画像のコピー・使用はお断りしております。

 

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