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社会保険労務士(社労士)試験の難易度はどれくらいなのでしょうか。
合格率については、以前解説したように7~10%です。
これだけでも難易度が高いことが分かりますが、他の資格と比べてどうなのか…という点に注目して、社会保険労務士の資格難易度を解説していきます。
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他法律系資格と比較する
社会保険労務士の難易度を分かりやすく解説するために、各法律関連の国家資格と比較してみます。
【司法書士/公認会計士/弁理士/税理士/社会保険労務士/中小企業診断士/行政書士】
※司法試験は間違いなく一番難しいので、ここからは省いています。
司法書士・公認会計士・弁理士などは、社労士の3倍近くの勉強時間を要します。
そのため、明らかに社会保険労務士の試験より難易度が高いです。
司法書士との比較
法律系では最も難しいのが「司法試験」ですが、これの次に難しいです。
社会保険労務士の資格は最短で6ヶ月でも合格できると言われています。
むしろ私がそうでした。
司法書士の場合、一般的な勉強時間は3,000時間…平均5年以上と言われています。
これだけ勉強しても合格率はわずか3%前後です。
これに比べると、圧倒的に社会保険労務士の方が取得しやすいということです。
税理士との比較
同等クラスに感じている方もいますが、税理士の方が難関資格です。
税理士は全11科目あり、そのうち5科目合格すれば資格を取れます。
一見、簡単そうに思えますが、計算ベースと理論ベースが出題され、かなり難しい数字系の問題が出てきます。
つまり、1科目の難易度が社会保険労務士に比べて高いです。
一般的には、3~4年かけて資格を目指す方が多いです。
行政書士と比較
社会保険労務士と行政書士の資格は、まるで兄弟姉妹かのようにセットで資格を目指す方が多いです。
で、どちらが難しいかと言うと…ほぼ同等…若干、社会保険労務士の方が難しいといえます。
行政書士の場合は、法令関係に加え、政治経済の一般常識も幅広く問われます。
中小企業診断士と比較
行政書士と同様に、ほぼ同じレベルです。
経営理念、経営学、財務、会計など難しい知識を学ぶことになりますが、合格率で見ると中小企業診断士の方が高いので、社会保険労務士と比べるとトントンといったところです。
まとめ 法律系の中では中間クラス
最初の図のように、法律系の資格の中では中間クラス~やや取りやすいといった位置づけです。
しかし、社会保険労務士の資格は税理士や公認会計士のように、科目合格の制度がありません。
そのため、何年も積み重ねて取得する…といった感じでは無く、その年一発勝負!みたいなところがあります。
出題範囲も広いので、実際のところ”運”もあります。
そう考えると、法律系の中でも難易度が高いと言えるかもしれません。
苦手科目を作ってしまうと合格は不可能です。
幅広い知識を上手く身に付けていくことが合格への鍵です。
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