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(令和4年度 雇用保険料率)
【令和4年度(第54回)社労士試験対策】
今回は徴収法の改正情報です。徴収法の範囲にある雇用保険料率についてですが、令和4年度の雇用保険料率が公開されました。これまで大きな変化がありませんでしたが、今年は違います…なんと年度の途中から雇用保険料率が変更となるため、覚える数字が2種類あります。
ここでは最新の雇用保険率について解説しています。
目次
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令和4年度の雇用保険料率(2種類あります)
雇用保険料率は、平成29年度~31年度まで暫定的に各年度における基本となる率が引き下げられ、この措置が令和3年度まで継続されていましたが令和4年度では継続されませんでした。原則の雇用保険率に戻すことが原則なのですが、コロナによる経済の影響があるため、労使の負担感も考慮されて緩和措置が講じられました。これがまた社労士受験生としてはややこしい…
令和4年度の雇用保険料率ですが、年度前半(令和4年4月~9月)、年度後半(10月~令和5年3月)では率が異なります(;´Д`)今年度は2種類の雇用保険率を押さえておく必要があります。
令和4年4月1日~9月30日までの雇用保険料率
◆ 一般の事業:9.5/1000
◆ 農林水産・清酒製造の事業:11.5/1000
◆ 建設の事業:12.5/1000
令和4年10月1日~令和5年3月31日までの雇用保険料率
◆ 一般の事業:13.5/1000
◆ 農林水産・清酒製造の事業:15.5/1000
◆ 建設の事業:16.5/1000
【補足】
参考までに、昨年の令和3年度は、
・一般の事業:9/1000
・ 農林水産・清酒製造の事業:11/1000
・ 建設の事業:12/1000
令和4年度前半から0.5%上がりました。
試験対策
雇用保険率は徴収法で選択式として抜かれたり、択一式でも出題実績がありますので必ずチェックしておくべきところです。
数字の覚え方
雇用保険料率の覚え方として、まず分母は1000で統一なのでそのままでOKです。
まれに分数表示ではなくパーセントで表示することもありますが、9.5/1000は0.95%です。この場合は分子に0.を付けると覚えておけばOKです。
問題は分子…
まずは年度前半である令和4年4~9月
一般 ⇒ 農林水産&清酒 ⇒ 建設の順で、
9.5 ⇒ 11.5 ⇒ 12.5
小数点がややこしく見えますが、.5で統一なので複雑な数字ではありません。
そして年度後半の10月~令和5年月ですが、前半に+4を足せばOKです。
一般 ⇒ 農林水産&清酒 ⇒ 建設の順で、
13.5 ⇒ 15.5 ⇒ 16.5
幸いにもすべての事業が同じ数増えているので、前半さえ覚えておけば後半は4を足すと覚えておけばOKです。
期間を覚えておく
選択式、択一式とわず、期間は必ず覚えておきましょう。
出題がどのように表記されるか分かりませんが、令和4年度の雇用保険率について、年度前半と後半で区別していないような出題があれば、それは誤りです。
これは択一式で予想される問題です。
さすがに月を変えて出題するような細かい事は無いかと思いますが、4月~9月が前半、10月~3月が後半という区切りは覚えておきましょう。
選択式・択一式対策として
選択式対策としては間違いなく数字の暗記ですね。
1000の分母、そして分子の9.5 11.5 12.5の数字、後半はそれぞれ+4と覚えておきましょう。
択一式の出題形式としては、「前年と同じであったかどうか」「年度の前半後半」を論点にしてくる可能性があるので、前年とは0.5上がったこと、前半後半で数字が異なることはチェックしておきましょう。
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