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今年、第53回社労士試験の合格率はわずか7.9%、これでも少し上がった方で、昨年度までは6%台でした。
人気資格ではあるものの、社労士試験対策というのは一筋縄ではいきません。
特に忙しい社会人の方にとっては、幅広い試験範囲をいかに効率良く学習できるか…という点が大きなポイントになります。
効率性を上げる方法は色々ありますが、大きな視点から考えると科目の学習順序が挙げられます。
市販書籍や通信、予備校では、労働基準法⇒社会一般で終わるのが一般的ですが、私のように一般常識科目を最後に回したり、受験経験のある方なら苦手科目から取り掛かるなど、受験生によっては順番が違うケースもあります。
効率の良い学習順序とはどういったものなんか…
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社労士試験の10科目 一般的な学習の順序は?
大体、市販の書籍をはじめ、通信講座や予備校のカリキュラムでは、労働基準法から始まって、社会一般に終わるというパターンが一般的です。
・労基
・安衛
・労災
・雇用
・徴収
・労働一般
・健保
・国年
・厚年
・社会一般
分かりやすいように色分けしましたが、
赤色が労働関連法
青色が社会保険関連法
そう、社労士試験の科目は大きく2つに分けられます。
それぞれの科目について順序立てて理解を深めていけるため、一般的な順番となっています。
学習の効率性が良い順番になっている
労働保険科目は、科目別に見ると以下のプロセスで学びます。
・労働基準法(労働関連法の基礎)
・労働安全衛生法(働く場所の具体的なルール)
・労災保険法と雇用保険法(労働者の権利補償、救済)
・徴収法(労災・雇用の保険料徴収)
このように、順番に学習する意味があります。
例えば、いきなり徴収法から学習してもさっぱり分からない事が分かりますよね。
きちんと労働基準法から基礎を学び、そこから詳しい法律、更に保険料を徴収する知識を順番に学べるようになっています。
社会保険科目については、健康保険法から学びますが、これは歴史が古い法律から学び、年金制度のベースとなる国民年金から年金制度の2階部分となる厚生年金保険へと学びを進めていくのが得策なので、この順となっています。
一般的な順序というは、それなりの意味があり、効率良く学習できる順番でもあります。
特に、これから社労士試験の学習をスタートする際は、それぞれの科目を順番に、ステップアップしていくイメージで学習すると良いかと思います。
一般常識2科目はどのタイミング?
上記の順では一般常識の2科目が含まれていませんが、この点は個人差があります。
労働保険科目が終わってから労働一般、社会保険科目が終わってから社会一般…このパターンと、
私のように最後に一般常識2科目をまとめてやるパターンがあります。
個人的には最後に回すことをお勧めします。
理由としては、
・白書統計など、テキスト以外のところから情報収集が必要になる
・後半に一般常識に特化した専用テキストで強化するため(通信でも一般常識対策としてまとめられているため)
・それぞれの一般常識以外の科目は基本となっているため、知識が混同しないように
などなど、明確な理由があったので最後に回しました。
対策が難しいため後回しになりがちですが、順番としては最後に必ず取り入れるようにしました。
法律同士は相互し合っている
基本的な知識のインプットはバラバラな順番で行わず、労働保険科目、社会保険科目、一般常識科目の3つに分けて取り組みましょう。
入門テキストからスタートしますが、基本テキストを1周すると、必ず理解できないところや苦手な科目が出てきます。
ややこしいからといって、長い時間そこで立ち止まるのはNG…とにかく前へ、前へ進むことを心掛けてください。
上記で解説したように、社労士の試験科目は名称が違えど、法律同士が相互に深く関わりあっているため、順を追って各科目の学習に取り組む中で、他法との関連性の中で理解できるケースもあります。
なので、分からないところや苦手な分野で立ち止まってしまうと、効率が悪く、時間が勿体無いです。
横断的な理解が進まず、結果的にペースが遅くなります。
まずは各科目、まんべんなく、浅く広くを念頭に置いて進めていきましょう。
そのためにも科目の学習順序は重要となります。
まとめ(私が実際にやった順)
ということで私が実際に学習した順序としては、
・労基
・安衛
・労災
・雇用
・徴収
・健保
・国年
・厚年
・労働一般
・社会一般
このパターンです。
基本的には最後に一般常識科目をまとめてやりました。
直前期には過去問を使った模擬形式で一般常識科目をそれぞれのジャンルの最後に組み込んだりしましたが、それまでの期間はこの順で学習をしました。
もちろん、最初から一般常識科目をそれぞれの分野に取り入れてもOKかと思います。
ですが、特に初めて受験される場合はこの2パターンのどちらかにしておくほうが良いでしょう。以上、参考までに
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