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労働基準法について

社会保険労務士(社労士)試験の科目は、全部で10科目あります。

大きく労働保険関連と社会保険関連に分類され、更に労働保険関連が6科目、社会保険関連が4科目と分かれます。

今回は労働保険関連の「労働基準法」の科目について、概要や学習のコツなどを解説いたします。

 




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労働基準法について

概要

労働基準法は、昭和22年労働者を保護する目的で作成された法律です。

「立場の強い使用者から、立場の弱い労働者を守る」という趣旨の元で制定されています。

労働するという事は、法律的には使用者と労働者の間で労働に関する契約を結ぶという形で捉えられます。

この契約を労働契約と呼び、この契約を結ぶときなどに使用者は常に強い立場で、逆に労働者は弱い立場となります。

そこで、労働者が不利、もしくは不当な扱いを受けないように、職場で守らないといけない最低基準を制定し、「この基準を下回ってはならない」という形で労働者の保護を行っているのが労働基準法です。

例を挙げるなら、「労働時間は1日8時間まで」「週に1日は休日を与えなさい」といった決まり事が制定されています。

労働基準法

 

主な学習項目

総則
労働契約
賃金
労働時間・休憩・休日
年少者・妊産婦等
就業規則

 

この科目の特徴

社会人の方は、実際に企業で働いていて、使用者と労働者の関係にあります。

そのため、労働基準法を学習すると実体験から想像できることも多いため、非常に理解しやすい科目と言えます。

自分の会社は労働基準法をきちんと守っているのか?と、ここで知恵がつくこともありますが、例外があるので一概に言い切れない部分もあります。

また、労働基準法は次に学習する労働安全衛生法、労働者災害補償保険法とも深い関わりがあるので、全体像や考え方をきちんと掴んでおけば後々の学習にも響きます。

 

試験点数の配分

択一式試験から7問、選択式も1問(3択)として出題があります。

本試験では労働安全衛生法とセットになっています。

 

 

学習方法のコツ

労働時間・休憩・休日を中心に、総則、労働契約、解雇、賃金、有給休暇などが良く出題されます。

ただし、出題箇所が集中しているわけではなく、全体が平均的に出題されているので、偏った学習は危険です。

全体を満遍なく学習し、実体験とあわせながら学習すると記憶に残りやすいです。

基本的な考え方は「立場の強い使用者は規制をかける ⇔ 立場の弱い労働者は保護する」

 

学習量の目安

労働基準法の学習量

社労士試験科目全体のおよそ11%を占めています。

労働保険関連の科目では、一番学習量が多い科目です。

 

こちらもあわせてチェック >社労士試験の学習科目について詳しく解説(全体像)

 

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