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社会保険労務士(社労士)試験の科目は、全部で10科目あります。
大きく労働保険関連と社会保険関連に分類され、更に労働保険関連が6科目、社会保険関連が4科目と分かれます。
今回は労働保険関連の「労働安全衛生法」の科目について、概要や学習のコツなどを解説いたします。
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労働安全衛生法について
概要
労働安全衛生法は、昭和47年に労働基準法から分離して独立した法律です。
なので、元々労働基準法の中にありました。
法律の名称の通り、労働者の安全と衛生について規定をまとめてある”規則集”です。
労働安全衛生法の規定を厳守することで、労働者が安全かつ衛生的な環境で働くことができています。
なので実際にかなり重要な法律の一つです。
主な学習項目
● 総則
● 安全衛生管理体制
● 機械等並び危険物及び有害物
● 労働者の就業に当たっての措置
● 健康の保持増進のための措置
● 監督等
この科目の特徴
数字などの暗記項目が非常に多いです。
専門用語も多いので、覚えるのに苦労するかもしれません。
ボリュームは少ないですが、暗記する項目が多い科目です。
労働基準法と違い、実体験と密接するところが少ないのも特徴です。
毎年法改正もこまめに行われています。
試験点数の配分
労働基準法と労働安全衛生法をあわせて、択一式試験から10問、選択式も1問として出題があります。
その中で、労働安全衛生法は択一式が3問、選択式は2択の出題があります。
学習方法のコツ
規則集なので、試験勉強では「3年」「50人」「1トン」などの数字を押さえることが重要です。
なので、試験直前で一気に覚える方が効率的です。
張り切って最初の方で覚えようとしても、記憶が薄れていきます。
全体の知識とある程度の数字はきちんと把握しておき、具体的な数字は試験前にざっと記憶するのが良いでしょう。
また、択一式では良く出題されている箇所がある程度絞られています。
具体的には、労働安全管理体制、安全衛生教育、健康診断等といった項目です。
このあたりに力を入れて学習しましょう。
学習量の目安
社労士試験科目全体のおよそ6%を占めています。
最も学習量が少ない科目です。
こちらもあわせてチェック >社労士試験の学習科目について詳しく解説(全体像)