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令和6年度(第56回)社労士試験の選択式の平均点について、
総得点の平均点、科目別の平均点と難易度、昨年との比較を解説しています。
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第56回社労士試験【選択式】平均点
今年実施された第56回社労士試験【選択式】の合格基準点は、前年26点から1点引き下げられ、25点で決定されました。「労務管理その他労働に関する一般常識」は2点補正となっています。
全体の平均点は22.9点、昨年より0.4点下がったため、結果としては難易度は昨年より難しくなりました。
科目別の平均点
得点を稼げた科目としては、平均点が高かった労基安衛と労災保険です。3.5点以上の平均点だったので、ここで少しでも得点を稼ぎたいところでした。
その他では雇用保険・厚生年金の平均点が3点前半、次いで国民年金といった感じです。
一方、最も平均点が低かったのが、救済が入った労働一般の2.0点です。昨年が2.7点だったので難易度はかなり上がったといえます。
社会一般の平均点も2.4点と低めでしたが救済の条件には当てはまりませんでした。
労働一般の救済がありましたが、ここ数年は奇問難問が無くなり、しっかり対策してきた方が得点できるという、正常な試験レベルになってきています。
つまり、労基安衛、労災保険、雇用保険、厚生年金で全体の得点を稼ぎ、難易度が高かった一般常識2科目で足切りにならなければ…合格できたというところでしょう。
合格基準点以下(0~2点)の割合
合格基準点に満たない2点以下の割合です。(0点~2点の割合)
・労基安衛:19.5.%
・労災 :19.2%
・雇用 :34.9%
・労一 :68.3%
・社一 :52.6%
・健康 :49.4%
・厚年 :34.7%
・国年 :35.8%
労働一般が圧倒的に多いですね。
2点以下が68.3%ということで、合格基準点3点以上を占める割合が31.6%と半数以下で救済の第一条件クリア、第二条件の1点以下の割合ですが34.3%となり、”1点以下が30%以上”を満たしているため、2点救済になりました。
社会一般は第一条件はクリアしたものの、第二条件がクリアならず、救済はありませんでした。
昨年の平均点との比較
科目別の平均点、昨年との比較です。
※昨年より平均点が上がっていれば、今年は難易度が下がったことになります。
※逆に昨年より平均点が下がっていれば、今年は難易度が上がったことになります。
労基安衛:昨年2.7点⇒今年3.5点 難易度 下がった
労災:昨年3.9点⇒今年3.7点 難易度 上がった
雇用:昨年2.2点⇒今年3.0点 難易度 下がった
労一:昨年2.7点⇒今年2.0点 難易度 上がった
社一:昨年2.8点⇒今年2.4点 難易度 上がった
健康:昨年3.4点⇒今年2.5点 難易度 上がった
厚年:昨年2.5点⇒今年3.1点 難易度 下がった
国年:昨年3.0点⇒今年2.8点 難易度 上がった
今年は昨年と比べ、難易度が上がったのが8科目中5科目もありました。
特に労働一般の難易度はグンと上がり、労基安衛・雇用・厚生年金はグンと下がりました。
科目によって難易度のばらつきはあるものの、全体を通してみると平均点に大きな違いはないため、全体的にはやや難しくなった程度、そこまで大差はありません。
ただ、科目別の難易度がやや偏りが大きかったのかなと思います。
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