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令和4年度(第54回)社労士試験の択一式の平均点について、

ここでは総得点の平均点、科目別の平均点と難易度、昨年の平均点との比較を解説しています。

 




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 第54回社労士試験 択一式 平均点

今年度の第54回社労士試験の択一式試験は、合格基準点が44点以上でした。

総得点の平均点は30.9点と、昨年の令和3年度(第53回)より-1.4点という結果です。

この結果から、難易度は昨年より難しくなったと言えます。

 

 科目別の平均点

第54回社労士試験択一式平均点

全体の割合で最も多いのが4点でした。今年度も基準点引き下げの救済科目はありません。

この点については昨年と同様です。

昨年は全科目で最も多い割合平均点が4点でしたが、今年は国年だけが3点の割合が多かったです。

最も易しい科目としては、労基労衛の4.7点、次いで雇用・厚年の4.6点でした。

一方、最も難しい科目としては国年の4.0点で、少なくとも合格基準点に影響したかと思います。

 

 推移

今年の択一式は各科目で難問が散見され、全体的な問題レベルも直近の2年間より上がりました。

難易度が上がったため、合格基準点は前年の45点より1点下がり、44点という結果です。

また、直近5年間の全受験者の平均点・合格基準点の流れを見ると…

平成30年:(平均点)32.1点(合格基準点)45点

令和元年:(平均点)30.2点(合格基準点)43点

令和2年:(平均点)31.5点(合格基準点)44点

令和3年:(平均点)32.3点(合格基準点)45点

令和4年:(平均点)30.9点(合格基準点)44点

このように択一式の合格基準点は全受験者の択一式平均点に比例しています。

来年度についても同様で、問題の難易度によって合格基準点が変動するため、具体的に何点以上とれば合格という予想は難しいのが現状です。

 

 合格基準点以下(3点)が多かったのは…

合格基準点に満たない3点以下の割合です。(0点~3点の割合)

・労基労衛:28.0%
・労災  :30.4%
・雇用  :33.0%
・労一社一:36.5%
・健康  :35.6%
・厚年  :29.9%
・国年  :44.2%

細かく分析すると、国民年金が最も3点以下の割合が高いです。ちなみに2点以下の割合も27%と最も高い科目です。

国民年金では今年は4割以上の方が3点以下という結果でした。

一般常識科目は毎年難しかったりしますが、今年も同様な感じです。

様々な科目において事例・判例問題が出てきているので対策として取り入れていく必要があるでしょう。

 

 昨年の平均点との比較

科目別の平均点、昨年との比較です。

第54回社労士試験択一式平均点昨年との比較

※昨年より平均点が上がっていれば、今年は難易度が下がったことになります。
一方、昨年より平均点が下がっていれば、今年は難易度が上がったことになります。

労基衛:昨年4.9点⇒今年4.7点 難易度上がった

労災 :昨年4.5点⇒今年4.3点 難易度上がった

雇用 :昨年4.3点⇒今年4.6点 難易度下がった

一般 :昨年4.3点⇒今年4.3点 難易度同じ

健保 :昨年4.6点⇒今年4.3点 難易度上がった

厚年 :昨年4.6点⇒今年4.6点 難易度同じ

国年 :昨年5.0点⇒今年4.0点 難易度上がった

全体的な平均点は、昨年32.3点から今年30.9点ということで、全体的に難易度は上がった結果です。

選択式の難易度が低かったため、択一式とバランスを取ったのではないでしょうか。

 

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