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令和3年度、第53回社会保険労務士(社労士)試験の選択式の平均点について、
ここでは総得点の平均点、科目別の平均点と難易度、昨年の平均点との比較を解説しています。
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第53回社労士試験 選択式 平均点
今年度の第53回社労士試験の選択式は、総得点24点以上が合格基準でした。
総得点の平均点は21.8点と、前年より0.9点下がる結果となりました。
平均点だけで見ると、難易度は昨年より高かったと言えます。
昨年は合格基準点が25点以上だったので、これについても平均点や難易度と比例しました。
科目別の平均点
原則の各科目合格基準点である3点以上だったのが、労基労衛・労災・健保の3科目で、前年より1科目少なくなりました。
中でも労災と健保は、4点を確保できた方が最も多く、今年度では易しい科目です。
一方で、雇用・社一・厚年・国年は平均点が2点台、更に労一に関しては1.5点とかなり難しいレベルでした。
これにより、基準点引き下げの救済措置があったのが国年の2点補正、労一の1点補正がありました。
合格発表前から予想されていた雇用や社一の補正については、公式の救済ルールに当てはまらなかったため対象にならずでした。
合格基準点以下が多かったのは…
合格基準点に満たない2点以下の割合です。(0点~2点の割合)
・労基労衛:21.4%
・労災 :21.5%
・雇用 :40.2%
・労一 :82.8%
・社一 :44.0%
・健康 :31.8%
・厚年 :40.4%
・国年 :56.3%
補正科目である労一は1点以上、国年は2点以上であればクリアとなります。
2点以下が5割を超えてくると補正が入るため、予想されていた社一は44%、雇用は40.2%と満たないため救済の対象外となりました。
労一の2点以下が82.8%と衝撃の数字です…また、1点以下が50.8%に達して為1点補正が入りました。今年の労一はかなり難易度が高いと言えます。
国年は救済の予想をしていたところが少なかったですが、ふたを開けてみれば56.3%の方が2点以下という結果でした。
逆に労基・労衛と労災は約21%と低い割合でした。
昨年の平均点との比較
科目別の平均点、昨年との比較です。
※昨年より平均点が上がっていれば、今年は難易度が下がったことになります。
逆に昨年より平均点が下がっていれば、今年は難易度が上がったことになります。
労基労衛:昨年2.6点⇒今年3.3点 難易度が下がりました。
労災:昨年4.3点⇒今年3.3点 難易度が上がりました。
雇用:昨年3.9点⇒今年2.8点 難易度が上がりました。
労一:昨年1.9点⇒今年1.5点 難易度が上がりました。
社一:昨年2.1点⇒今年2.7点 難易度が下がりました。
健康:昨年2.3点⇒今年3.0点 難易度が下がりました。
国年:昨年3.0点⇒今年2.7点難易度が上がりました。
厚年:昨年2.5点⇒今年2.4点 難易度が上がりました。
全体的な平均点は、昨年22.7点⇒今年21.8点と、選択式としては全体的に難易度が上がった結果です。
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