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令和3年度、第53回社会保険労務士(社労士)試験の択一式の平均点について、
ここでは総得点の平均点、科目別の平均点と難易度、昨年の平均点との比較を解説しています。
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第53回社労士試験 択一式 平均点
今年、第53回社労士試験の択一式試験については、合格基準点が45点以上でした。
総得点の平均点は32.3点と、前年の令和2年度より+0.8点という結果です。
平均点だけでみると、択一式は昨年より難易度が下がったと言えます。
科目別の平均点
全体の割合で最も多いのが4点でした。今年度も基準点引き下げの救済科目はありません。
今年はすべての科目が合格基準点(4点)以上の平均点でした。
中でも労基労衛の平均点は4.9点、国年の平均点が5.0点と、択一式の中では易しい科目でした。
一方、雇用・労一社一については、平均点が4.3点という結果で、総得点から見ると最も難易度が高かった科目でした。
ですが、科目別では厚年に苦戦した方が多かったようです。
合格基準点以下(3点)が多かったのは…
合格基準点に満たない3点以下の割合です。(0点~3点の割合)
・労基労衛:22.3%
・労災 :29.8%
・雇用 :35.3%
・労一社一:34.3%
・健康 :31.9%
・厚年 :35.8%
・国年 :29.3%
細かく分析すると、厚生年金が最も3点以下の割合が高いです。ちなみに2点以下の割合も最も高いです。
国年は事例問題の減少により難易度が下がりましたが、労災や雇用に事例問題の出題が多かったため平均点に影響していると思われます。
特に雇用は3点以下の割合が高いです。
今後は事例問題は年金科目中心…という感じではなく、一般公開される行政手引きや白書が幅広くなった分、様々な科目において事例問題の対策がポイントになりそうです。
こちらでも>今後の対策「事例・行政手引がKEY」
昨年の平均点との比較
科目別の平均点、昨年との比較です。
※昨年より平均点が上がっていれば、今年は難易度が下がったことになります。
一方、昨年より平均点が下がっていれば、今年は難易度が上がったことになります。
労基衛:昨年4.8点⇒今年4.9点 難易度は下がりました。
労災 :昨年5.2点⇒今年4.5点 難易度が上がりました。
雇用 :昨年4.8点⇒今年4.3点 難易度が上がりました。
一般 :昨年4.2点⇒今年4.3点 難易度が下がりました。
健保 :昨年4.2点⇒今年4.6点 難易度が下がりました。
厚年 :昨年4.2点⇒今年4.6点 難易度が下がりました。
国年 :昨年4.1点⇒今年5.0点 難易度が下がりました。
全体的な平均点は、昨年31.5点⇒今年32.3点と、選択式としては全体的に難易度が下がった結果です。
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