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第52回社会保険労務士(社労士)試験の選択式の平均点について、
総得点の平均点、科目別の平均点と難易度、昨年の平均点との比較を紹介しています。
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選択式 平均点
今年度の社労士試験の選択式については、総得点が25点以上が合格基準でした。
総得点の平均点は22.7点と、前年より1.0点下がる結果となりました。
平均点だけで見ると、難易度は昨年より高かったと言えます。
昨年は合格基準点が26点以上だったので、比例した形です。
科目別の平均点
本来の合格基準点である3点以上だったのが、労基労衛・労災・雇用・厚年の4科目でした。
中でも労災と雇用については、5点満点を獲得した方が最も多く、易しい科目でした。
厚生年金も4点が最も多かったのでこちらも比較的易しいレベルです。
一方、労一・社一・健康・国年については、最も多い平均点が2点と、難しいレベルでした。
そのうち、2点以下の方が5割以上だったのが労一・社一・健康の3科目で、これらは基準点引き下げの救済措置となりました。
※2点以上獲得でOK
国民年金は2点以下の方が5割に満たなかったため、基準点引き下げの対象とはならずです。
合格基準点以下が多かったのは…
合格基準点に満たない2点以下の割合です。(0点~2点の割合)
基準点引き下げの救済科目 労一・社一・健康は1点以下の割合
・労基労衛:43.3%
・労災 :4.8%
・雇用 :11.5%
・労一 :40.2%
・社一 :31.1%
・健康 :30.1%
・厚年 :30.6%
・国年 :49.5%
労一・社一・健康は基準点引き下げの救済科目で2点以上獲得すればクリアとなります。そのため、0点~1点の場合引っ掛かります。なので割合としては低くなってます。
国民年金が49.5%と、ギリギリ救済科目にならなかったため国民年金で引っ掛かった方が多いかと思います。
また、労基労衛も43.3%と高い割合です。
労一も救済科目になったものの、40.2%とかなり難易度が高かったといえるでしょう。
逆に労災は4.8%と最も低い割合となっています。
昨年の平均点との比較
科目別の平均点、昨年との比較です。
※昨年より平均点が上がっていれば、今年は難易度が下がったことになります。一方、昨年より平均点が下がっていれば、今年は難易度が上がったことになります。
労基労衛:昨年3.4点⇒今年2.6点 難易度は上がりました。
労災:昨年3.9点⇒今年4.3点 難易度が下がりました。
雇用:昨年3.5点⇒今年3.9点 難易度が下がりました。
労一:昨年2.5点⇒今年1.9点 難易度が上がりました。
社一:昨年1.6点⇒今年2.1点 難易度が下がりました。
健康:昨年2.8点⇒今年2.3点 難易度が上がりました。
国年:昨年2.8点⇒今年3.0点 難易度が下がりました。
厚年:昨年3.3点⇒今年2.5点 難易度が上がりました。
全体的な平均点は、昨年23.7点⇒今年22.7点と、選択式としては難易度が上がった結果です。
そのため、合格基準点も比例して昨年より引き上げとなっています。
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