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今年(第52回)社労士試験の合格者は2,237名と、前年の2,525人より下回る結果となりました。

合格率は6.4%

なんと4年連続で6%代となっております。

最も合格率が低い平成27年の2.6%、平成28年の4.4%よりは高くなりましたが、ここ最近の傾向でも合格率が低い水準をキープしています。

もしかすると、今後も6%代が主流になってくるのかもしれません。

厳しい!( ;∀;)

 




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選択式について

合否を大きく影響する基準点の引き下げの救済措置ですが、選択式は毎年何等かの科目が対象となっています。

今年度は労一・社一・健康・労基労衛の4科目が多くの媒体で予想されていましたが、そのうち3科目の基準点の引き下げがありました。

総得点:25点以上

基準点の引き下げ:以下は2点以上

・「労務管理その他の労働に関する一般常識」

・「社会保険に関する一般常識」

・「健康保険法」

その他の科目は3点以上

選択式試験全体のレベルについては、総得点の平均点が22.7点で、前年(※23.7点)より1点下がっていることから、前年より難易度がやや高かったようです。

そのため昨年の合格基準点の26点から1点下がり、25点となっています。

毎年のことですが、選択式のどの科目が救済になるか!が注目されますが、一つでも2点を取ってしまうとあとは運任せになってしまいます。

試験が終わった8月後半~11月初旬までの期間、もどかしい気持ちののまま過ごすことになるので、やはり毎年救済は無いものだと思い、各科目「3点以上は絶対確保に取る!」という目標で学習を進めていきたいところです。

 

択一式について

近年ではちょくちょく引き下げがありましたが、昨年同様に基準点の引き下げはありませんでした。

総得点 44点以上

各科目につき4点以上

それでいて総合の合格基準点が昨年より1点上がっています。

選択式の救済が3つもありましたが、合格者が昨年より少なかったのは、択一式の合格基準点が少し上がったのが原因の一つかもしれません。

今年の択一式の平均点は31.5点でした。

前年は30.2点だったので、1.3点上回っている結果となります。

尚、過去三年間の平均点と基準点を見ると、

令和2年平均点 31.5点(基準点44点以上)

令和元年平均点 30.2点(基準点43点以上)

平成30年平均点 32.1点(基準点45点以上)

このように合格基準点が平均点と比例関係であることがわかります。

受験者の平均点に比例して基準点が決定されている傾向から、毎年何点以上取れば絶対に合格ラインというのは決めにくい現状です。

 

基準点引き下げの補正について

合格基準点については、全ての受験生の平均点の変動に応じて、毎年補正が行われますが、

科目別の基準点については、“受験者の得点状況に応じて引下げの補正”が行われます。

各科目の合格基準点(選択式は3点、択一式は4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正することになっています。

この条件に当てはまる科目が、今年度は3科目もありました。

予想されていた「労基・労衛」等は2点以下が5割以下だったので、基準点の引き下げの対象外となりました。

補足ですが、「引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合」は原則引き下げ無しになるとされています。

 

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