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8月25日(日)に、令和元年度(第51回)社会保険労務士試験が実施され、今年は令和元年になって初の社労士試験でした。
受験された方、本当にお疲れ様でした。
前回、解答速報をまとめて公開いたしました。こちらから
気になるのは合格なのか、不合格なのか…
それに尽きるかと思います。
ここでは、社労士専門講師による講評をまとめていますので、合否判定の参考にしていただければと思います。
今回は選択式問題の講評です。
目次
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選択式試験の講評
選択式試験については、全体的に得点しやすい問題が多かったという意見が多いようです。
中には難しい空欄もありましたが、前年度の問題と比べ、大きく難易度が上がった、下がったという感じではありません。
トータルの基準点については、昨年度と同様、もしくはやや上がり、24点前後という予想がされています。
もちろん、科目別の基準点の引下げ(救済措置)によって合格ラインの得点は大きく変化します。
労働基準法【選択式】
労働基準法は近年、判例を用いた問題が出題されています。
この傾向の通り、今年も出ました。
判例って出たら焦りますよね…一度も目にしたことが無い場合は特にです。。
A欄に関しては過去にも出題された部分なので、過去問をきちんとやっていた方にとっては選びやすい問題かと思います。
また、C欄に関しても条文ベースの基本事項なので、比較的簡単な問題だったかと思います。
労働安全衛生法【選択式】
どの問題も基本的な問題だったので、ここは得点をとっておきたいところです。
恐らく、救済の可能性は低いので3点以下の方はややピンチかもしれません。。。
労災保険法【選択式】
A・B・C欄は基本的な問題なのでここは取らないといけませんね。
ここを取れていれば労災はOKといったところ…
問題文2は通達出題ですが、過去に出題実績がある部分なのできちんと学習していた方は比較的簡単な問題かもしれません。
こちらの労災保険法も救済の可能性は低いと予想されています。
雇用保険法【選択式】
これまで雇用保険の選択式に関しては、数字を含んだ問題が多い傾向で、今回もそんな感じでした。
空欄箇所も基本的な部分なので、比較的簡単なレベルといえます。
ただ、社労士試験は覚える数字が多いため、ど忘れすると大きな落とし穴になりかねます。
以外と基本的な問題でも間違えるケースが多く、過去にも救済された例があるためもしかしたら救済の可能性も有り得ます。
労務管理その他の労働に関する一般常識【選択式】
これは毎年受験生の頭を悩ませる科目です。
私もこの労一のたった1点で合格を逃した経験があります。
そして今回も、全く見たことがないものばかりの問題…という印象を受けた方が多かったようです。
A欄に関しては、法令を根拠にした問題ですのでできれば正解しておきたいところです。
C欄も同様、選択肢からきちんと選べていれば正解できる可能性はあります。
問題は、B・D・E欄です。
これば難しい!と答える受験生及び講師の方の声が目立ちます。
3点確保が難しいとみて、救済の可能性が高いと思われます。
社会保険に関する一般常識【選択式】
いずれの空欄も、法令や条文からの出題なので、盲点になりやすい部分が空欄になりました。
ですが、3点は簡単に取れる!という評価が少ないため、もしかすると救済の可能性も有り得ます。
健康保険法【選択式】
毎年、数字の問題が多いように、今回も数字問題が目立ちました。
問題文1・3は基本的な条文からの出題、問題文2は基本的な内容を事例にした問題、
どちらも難しい!とは言い切れない問題でした。
ただ、全体的に3点以上確保することは難しくありませんが、総合的に見て得点が伸びないことがあるので、こちらも救済の可能性は有り得ます。
厚生年金保険法【選択式】
いずれも基本的な問題で、過去に択一式や選択式で出題実績があるものなので、得点を稼げた科目と言えます。
数字関連が多いので満点は難しいかもしれませんが、救済の可能性は低いという声が挙がっています。
国民年金法【選択式】
こちらも基本的な問題で、過去に出題実績があるため3点以上は確保しておきたいところです。
ただ、問題文が長いものがあり、それによって正誤の判断に支障がでることもあります。
ややひねってきているため、救済の可能性が無いとは言い切れないレベルのようです。
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・解答に関する質問は受け付けておりませんのでご了承ください